病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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標本の紹介
 
 

ハネビロトンボ
Tramea virginia


腹長 34-37mm 後翅長 43-48mm

 ハネビロトンボはウスバキトンボ(ボニトンボ)を少し大きくした、翅の大きな南方系のトンボで、後翅の基部に褐色斑があるのが特徴です。
朝鮮半島、中国大陸東南部や東南アジアに分布し、日本では沖縄、九州南部、四国(高知県南部)に生息していますが、季節風や台風などの気流に乗って移動し、本州各地はもとより北海道中部でも記録されています。岡山県での記録は少なく、1980年に倉敷市児島白尾で初めて採集され、その後1991年に同地区で、また、1992年、1995年にも岡山市で記録されていますが、今のところ確認されているのはこの4例です。
 近年、地球の温暖化の影響で南方系の昆虫が北進する例が多く見受けられるようになりましたが、このトンボはまだ生息地を北に広げてはいないようです。

 

ハネビロトンボ 1991年 倉敷市児島田ノ口

 
▲1991年 倉敷市児島田ノ口
 

 
【当館所蔵のその他の標本】
・1992年 岡山市竹原
・1995年 岡山市岩井

 

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