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園内花アルバム

アヤメ(アヤメ科)

 アヤメはアヤメ科の多年草で、北海道から九州、朝鮮・中国東北部・シベリア東部のやや乾いた草原に自生する植物ですが、広く人家に栽培されています。
岡山県では、1950年ごろ県北の上斎原村(現在の鏡野町上斎原)の山中で、自生らしいアヤメを見た記憶があるだけです。自生らしいとしたのは、紫花品に混じって白花品(シロアヤメ)のあったことで、自生と断定しかねた訳です。でもアヤメを栽培するようになってから知ったのですが、紫色の普通種からよく白花品が生まれることです。そういえば、1994年に隣県の広島県の比婆山系にある立烏帽子山へ登ったときにも、紫花品の中に白花品を見た記憶があります。
 「いずれがアヤメ・カキツバタ」という言葉がありますが、これは、どちらも美しく、よく似ていて優劣が付けにくいという意味ですが。この場合のアヤメというのは植物学上のアヤメではないような気もします。というのは、世間でアヤメと呼ぶ植物にはハナショウブのことが多いからです。
 植物学上のアヤメは、乾いた土地に生える葉も花もやや小型の植物であるのに対し、カキツバタとハナショウブは水辺に生える同大の植物であるという点から、似ているのは後者の2種の方だといえます。
 和名のアヤメの語源には色々な説があって取捨に困ります。その一つは、アヤメの大きい花弁の基部が黄色で、細い紫色の網目模様があるのを「綾目」としたという説と、もう一つは、サトイモ科のショウブつまり端午の節句に使う植物を、昔はアヤメとかアヤメグサと呼んでいて、今のアヤメはその当時はハナアヤメと呼んでいたのがアヤメになったのだそうです。サトイモ科のショウブをアヤメと呼んでいた訳は、葉が沢山並列して立っている姿を「文目」つまりあやのある模様という意味から付けられた名前だそうです。
 いずれにしても、アヤメは綾目または文目と書くのが正しく、菖蒲とか渓?と書いてアヤメと読ませるのは誤りです。
 当園には、1980年に入手した園養品一株のアヤメが20数年で大株になり、種子が飛んではあちこちに広がり、中には白花品(シロアヤメ)もかなり育っています。

アヤメ シロアヤメ

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