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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
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E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

園内花アルバム

ガガイモ(ガガイモ科)

 畑にはいろんな雑草が生えて困りますが、一番困るのは、毎年耕すことのできない多年草を植えた畑に生えた多年草の雑草です。スギナ、ヨモギ、 セイタカアワダチソウなども困りますが、当園にはなぜがガガイモがよく生えてきて困ります。どこから種子が飛んでくるのか、知らぬ間に生えては長い蔓を出して広がります。
 ガガイモには長い地下茎が地中を横走していますので、蔓を引き抜いても地下茎までは抜けません。残った地下茎からまた萌芽してきます。夏になると葉腋から長い柄を出し、内面に白い毛を密生した淡紫色の花をたくさんつけます。花後ほんの僅かですが果実ができます。果実は卵状披針形で長さ約10cm、幅約2cmで表面にいぼ状の突起があります。熟すと裂け、中から白い絹糸状の毛のついた扁平な種子が、風に乗って飛び立ちます。
 漢方では果実の乾燥したものを「蘿摩子」と呼び葉とともに強精薬としますが、種子の毛は綿の代用として印肉、針挿しに用いるため「クサパンヤ」と呼ばれることもありあります。また、若葉や地下茎を食用にしたり、蔓の皮は強靭なため釣り糸や弓の弦にもなるそうです。
 和名のガガイモの意味は不明ですが、果実の外観が、イガイガのついた芋を連想させるところから、イガイガイモがガガイモに転化したのではないかと考えています。

ガガイモ ガガイモ

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