国の天然記念物に指定されている岡山県哲西町の鯉が窪湿原の代表的植物にオグラセンノウがあります。
このオグラセンノウは、日本列島が大陸と地続きだった頃からの残存植物だと云われていて、かつてはかなり広範囲に分布していたものが次第に絶滅し、今では岡山・広島・熊本・大分の4県だけに現存している絶滅危惧種に挙げられています。
岡山県では鯉が窪湿原以外の産地が絶滅状態ですし、他の県でも絶滅寸前の状態です。その内に鯉が窪湿原だけが日本で唯一の自生地になるかもしれません。
当園では、1981年(昭和56年)広島県の自生地から種子を持ち帰り、実生繁殖したものを園内の湿原に栽培しています。広島県の自生地は既に絶滅したかもしれませんが、子孫は当園と岡山県自然保護センターとに無事生育しています。
当園の開花期は6月上旬からで、鯉が窪湿原より1カ月近く早いようです。
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