生垣に広く使われてきた日本産のネズミモチが、近年では成長の早い中国産のトウネズミモチに替わってしまいました。
日本産のネズミモチは、果実の形が鼠の糞に似ているところからネズミモチとかネズミノフンとか呼ばれているわけですが、中国産のトウネズミモチの方は果実に丸みがあって、鼠の糞には全然似ていません。ただ、葉の形が日本産のネズミモチに似ているところから唐(中国)産のネズミモチという意味で名付けられました。日本名トウネズミモチの中国での本名は、どんな意味があるのか女貞と呼ばれています。
ネズミモチやトウネズミモチはいろんな薬効があり、ことに果実は強壮剤としての効果が著しいといわれています。この果実が熟す12月頃になると、ヒヨドリの群れが毎日押し寄せてきては、園の周辺に植栽している100本あまりのトウネズミモチの果実を平らげてしまいます。実を食べるのは一向に構わないのですが、お礼に落としていく黒い糞には閉口します。汚いし糞から発芽するいろんな草や木の駆除には大変苦労します。近頃では、トウネズミモチの果実酒つまり女貞酒を作って愛用する人が増え、毎年ヒヨドリが食べに来る頃になると実を採取に来られますが、その量はまだ微々たるものです。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |