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重井薬用植物園
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植物園便り

広島市植物公園のボランティア研修として見学に来られました(2010.6.1)

 5月21日(金)、広島市植物公園のボランティア研修として、28名の方々が薬用植物園の見学に来園されました。人数も多く、比較的知識のある方々との話でしたので、片岡園長に加え、古屋野前園長の二人で案内しました。
まず温室周辺でお弁当を食べていただいたあと、13時ごろから見学開始となりました。まずは温室南側のポットに植栽してある、アサザ(環境省RL:準絶滅危惧、岡山県RDB:絶滅危惧Ⅱ類)やサジバオモダカ、マルバオモダカなどを観察したほか、ポットのすぐわきに芽生えてきていたホソバヤマジソ(環境省RL:絶滅危惧Ⅱ類、岡山県RDB:準絶滅危惧)の芽生えを観察し、芽生えの頃から特徴であるカルバクロールという芳香成分の匂いがあることを確認してもらいました。
 続いてはアサツキとシロウマアサツキがちょうど開花していたので、古屋野前園長から岡山大学の先生との共同研究の内容について解説をしていただきました。「ただのアサツキとシロウマアサツキは、花弁と雄しべの長さで区別できる、ということになっているが、全国各地のアサツキを集めて調べてみる限り、どうもそれほどの違いがあるわけではないようだ」との話に、皆さん、熱心にアサツキの花を観察されていました。

 その後、綿毛になったオキナグサの観察を行い、広島県でもめったに見られないというフナバラソウ(環境省RL:絶滅危惧Ⅱ類、岡山県RDB:絶滅危惧Ⅱ類)の花、岡山県と九州の一部にしか自生しないマルバコウツギ(岡山県RDB:絶滅危惧Ⅱ類)の蕾などを観察しました。また、ユウスゲを植栽した場所にあるチョウジソウ(環境省RL:準絶滅危惧、岡山県RDB:絶滅危惧Ⅱ類)の花が残っていたので、その場所に案内をしたところ、ユウスゲの株の間にワラビが出ているのを見つけた主婦の方々から「採っていいですか」との声が上がったため、「採ったワラビと同じ数だけセイタカアワダチソウを抜いてください」とお願いしたところ、大変たくさんのセイタカアワダチソウ(とワラビ)を抜いてもらいました(引き抜きをしていただいた皆様、ありがとうございました)
 温室のあるC地区の見学をした後は、湿地のあるB地区に移動し、キビノミノボロスゲ(環境省RL:絶滅危惧ⅠB 類、岡山県RDB:絶滅危惧Ⅰ類)の実の様子や、花はまだですが、ヤチシャジン(環境省RL:絶滅危惧ⅠA類、岡山県RDB:絶滅危惧Ⅰ類)の生育の様子、湿地で咲いていたトキソウなどを観察していただきました。B地区の観察終了後は再度C地区で、温室内の植物の苗栽培の様子を見学していただいて、日程終了となりました。
 気温が28℃を超える暑い日となりましたが、爽やかな風に助けられて、気持ちよく園内の散策を行うことができました。また、植物公園の職員の方とは植物の管理や栽培方法等について様々な意見交換を行うことができ、当園にとっても有意義な見学会となりました。

ポット内のアサザを観察。 足元にはホソバヤマジソの芽生え。 満開のアサツキの花を観察
▲ポット内のアサザを観察。 足元にはホソバヤマジソの芽生え。 ▲満開のアサツキの花を観察
ワラビを取る代わりにセイタカアワダチソウを抜いてもらう 湿地で咲き始めたトキソウ
▲ワラビを取る代わりにセイタカアワダチソウを抜いてもらう ▲湿地で咲き始めたトキソウ

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