倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 フタスジサナエ Trigomphus interruptus
 

ひっそりした池の畔で (2009.4.24)

 2007年、環境省は絶滅のおそれのある野生生物レッドリスト公示の際、この種を準絶滅危惧というカテゴリーの中に加えました。
 本種も、オグマサナエと同じように平地や丘陵地の山間などにある素堀の池や小溝など自然性豊かな止水環境で幼虫が育つため、コンクリート護岸や埋め立てなどで姿を消してしまう弱い立場にあります。
 2009年、岡山県は開発などへの注意をうながすため、留意というカテゴリーに格付しました。サナエトンボ類は岡山県内に20種も知られていますので、前胸部の前面の模様の特徴がよくわかるよう写真をアップしておきました。胸側には2本の黒条があります。
 この個体とは藤戸の山間にあるひっそりした池の畔で出会いました。
 年1化。成虫は春に出現。日本固有種で本州西半、四国、九州に分布しています。 (青野孝昭)

フタスジサナエ 倉敷市藤戸町藤戸 (2009.4.24)
倉敷市藤戸町藤戸 (2009.4.24)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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