倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 

 ゴマダラカミキリ Anoplophora malasiaca (1)

 

 男児にとっては格好の遊び相手です (2010.6.28)

 酒津には高梁川から灌漑用水を取り込んだ配水池があり、各用水路に配水する日本最大級の美しい農業用水門が造られています。その水門の脇に巨大なアメリカスズカケノキが3本あります。ちょうど、この日、その古木の根本付近にゴマダラカミキリが何匹も発生し、ラブラブ状態のカップルも目に止まりました。
 艶やかな黒地に鮮やかな白斑を散らした美しいカミキリなのですが、幼虫は広範な種にわたる生木を穿孔して食べ進み、成虫もまた、樹皮をかじって食べるため、害虫として知られています。  日本と朝鮮半島に分布しています。(青野孝昭)

ゴマダラカミキリ 岡山県倉敷市酒津 (2010.6.28)

岡山県倉敷市酒津 (2010.6.28)

 

 ゴマダラカミキリ Anoplophora malasiaca (2)

 

 産卵のための準備に余念がありません (2010.6.29)

 交尾を終えたメス成虫が、産卵のための噛み傷を、アメリカスズカケノキの根際の樹皮に一心不乱に作っていました。この後、彼女は向きを変え、尾端を噛み傷に挿入して産卵しました。その脇にはどの個体が出てきたのか新成虫の脱出孔がぽっかりと開いています。
カミキリムシ科の中でも、ゴマダラカミキリのようなフトカミキリ亜科に分類される種は、産卵に当たって産卵孔を作ってから産卵する習性があります。そのうち、一部の種は生きた木や草本を食餌対象にしているため、害虫とされる種が出てきます。(青野孝昭)

ゴマダラカミキリ 岡山県倉敷市酒津 (2010.6.29)

岡山県倉敷市酒津 (2010.6.29)

 
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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