倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ナミハナムグリ Eucetonia pilifera (1)
 

 甲虫にしてはスピードも出ます (2011.5.15)

 酒津公園の一角に植えられたトサシモツケの花が満開で、訪れる虫たちで賑わっていました。中でもハナムグリの仲間が多く、結構飛び交っていました。
 写真はナミハナムグリの飛翔中の様子です。ほとんどの甲虫は、鞘ばねを持ち上げて飛翔するため、鞘ばねに空気抵抗がかかり、非効率的ですが、ハナムグリの仲間は鞘ばねを閉じたまま、鞘ばね付け根の湾曲部から後翅を出して飛ぶことができ、効率的な飛翔ができます。
 ナミハナムグリは北海道から屋久島までの日本に分布しています。(青野孝昭)

ナミハナムグリ 岡山県倉敷市酒津 (2011.5.15)

岡山県倉敷市酒津 (2011.5.15)

 
 ナミハナムグリ Eucetonia pilifera (2)
 

 花の中で結ばれた幸せ (2011.5.18)

 ジャーマンアイリスの花の中に一匹の雄が潜って行ったので、のぞき込んでいたところ、出てきた折には雌の背中に乗っていました。中に雌がいたのを知っていたのでしょうか。
近くで見ると、背面に淡褐色の毛をまばらに備えているのがよく分かります。
幼虫は、もろくなった朽ち木や腐葉土中でそれらの腐植物を食べ、4月頃に蛹化し、5月頃羽化して成虫になります。卵から成虫になるまでに1〜2年かかることが知られています。成虫の体長は14〜18mm。(青野孝昭)

ナミハナムグリ 岡山県倉敷市酒津 (2011.5.18)

岡山県倉敷市酒津 (2011.5.18)

 
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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