倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 オグマサナエ Trigomphus ogumai
 

小溝に渡された木橋の上に (2009.4.29)

 環境省は2007年、絶滅のおそれのある野生生物のレッドリストに、このサナエトンボを絶滅危惧U類として加えました。岡山県ではそれを受け、2009年、それほどの危険状態にはないとして、準絶滅危惧のランク付けをしています。
 少なくとも、岡山県内では春いち早く現れ、普通に見られるトンボの一種でした。それが、全国的レベルでは急減しているようです。
 このトンボの幼虫が育つのが池や沼などの止水環境であるため、丘陵地の谷間などにある素堀の池がコンクリートで護岸されたり、埋め立てられたりしたことが、大きな原因になっているのでしょう。浅原では、池の奥の緑に囲まれた岸辺の近くに小溝があって、そこで、この個体に出会いました。
 日本固有種。本州西半、四国、九州に分布。年1化。幼虫で越冬します。 (青野孝昭)

オグマサナエ 倉敷市浅原 (2009.4.29)

倉敷市浅原 (2009.4.29)

 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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