倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ルリシジミ Celastrina argiolus (1)
 

 都市近郊でも見られる、その裏には (2009.6.3)

 都市近郊でも身近に見られ、オスの翅表がブルーであるのが共通のツバメシジミと並び、広い分布圏を持っているシジミチョウです。
 ユーラシア大陸の中・北部に広い分布圏があり、西はイギリスから東は日本及び近隣の極東地域に達しています。国内では南千島の国後島から、北海道、本州、四国、九州などに広く分布、南西諸島でも、記録が見られます。
 これほどの広域に分布できる大きな理由の一つには、幼虫の食性の広さが挙げられるでしょう。 (青野孝昭)

ルリシジミ 岡山県総社市槻本谷 (2009.6.3)
岡山県総社市槻本谷 (2009.6.3)
 

 ルリシジミ Celastrina argiolus (2)

 

 母蝶が巡り当てたのはクララでした (2010.6.17)

 蛹で越冬、羽化したメス蝶が、フジの若い蕾が集合した花穂に産卵しているのをよく見てきました。それから育った2代目に当たるメス蝶が目の前で見せてくれたのはクララの蕾が並んだ花穂への産卵でした。いずれも、マメ科植物の蕾や花を幼虫が食べることを窺わせています。
マメ科ではこの他にもクズ、ヌスビトハギなど多数の種が食餌植物になっており、また、それ以外の科の植物が産卵対象に選ばれることも知られています。(青野孝昭)

ルリシジミ 岡山県新見市草間 (2010.6.17)

岡山県新見市草間 (2010.6.17)

 
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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