倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 サトキマダラヒカゲ Neope goschkevitschii 
 

 この季節、樹液の出る樹が少なくて (2010.5.13)

 臥牛山のフイゴ峠から少し登った標高400m辺り、アラカシの幹に何ものかが開けた孔から木くずがのぞき、樹液が出ていたのでしょう。この個体が一心に吸っていました。織田明文さん(1984)は臥牛山には本種とごく近縁のヤマキマダラヒカゲの2種が生息していることを記録されており、どのような棲み分けをしているのか興味が湧きます。
 両種の見分け方として、いくつかのポイントがありますが、なかなか難しく、この写真の個体では後翅裏面基部の3個の黄点がほぼ一列に並んでいることを主な手掛かりにしています。典型的なヤマキマダラヒカゲの例では下の1個が外側へ大きくはずれます。
 幼虫の食草はネザサ、マダケなど。北海道、本州、四国、九州に分布。(青野孝昭)

サトキマダラヒカゲ 岡山県高梁市臥牛山 (2010.5.13)

岡山県高梁市臥牛山 (2010.5.13)

 
 
 

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〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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