倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ツマキチョウ Anthocharis scolymus
 

飛び立つとき、口吻はどうするの (2009.5.2)

 口吻をのばして、力強く蜜を吸っていたのに、もう尽きたのか、早くも飛び立ちました。離陸する旅客機が車輪を仕舞うように、蝶も飛び立ちながら口吻を巻いて仕舞うのですね。写真に撮らないと見えない動作でした。
 ツマキチョウの後ばね裏面は緑色の唐草模様で飾られていて、前ばねの先がかぎ型になっているのと並んで、独特な雰囲気を持っています。
 年1化性。卵はタネツケバナやジャニンジンなどアブラナ科植物の花穂に産み付けられ、幼虫はその果実を食べて3週間ほどで成長。その後は、蛹のまま長期間を過ごし、翌年の早春に羽化します。
 中国大陸から朝鮮半島を経てわが国に達する東アジア特産種です。 (青野孝昭)

ツマキチョウ 倉敷市水江 (2009.5.2)
倉敷市水江 (2009.5.2)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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