● 厳粛な産卵に立ち会いました (2010.5.2)
ツマキチョウのメス個体が小刻みに羽ばたきながら目の前を通り過ぎて行きました。低空飛行で、どうも産卵行動くさい。谷間の路傍に生える草に止まっては、飛び立つという動作を繰り返しています。慌てて追っかけ、何とか産卵の一瞬を捉えることができました。草の名前は、重井薬用植物園の片岡さんがチョウの止まっている茎に細かい毛が見えることから、タネツケバナであろうと教えてくれました。
1卵ずつ産み付けられた卵は、孵化すると、ぐんぐん成長、遅くとも6月上旬には蛹化を終え、翌年の春になってやっと羽化し、チョウとなって現れます。(青野孝昭)
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岡山県総社市槻本谷 (2010.5.2) |
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