しげい病院 内科部長 熊代 博文
10月28日、第6回岡山ハートフルウォーキングが倉敷美観地区を中心に開催されました。岡山心臓リハビリテーション研究会が主催で、今回は当院が幹事病院となりました。
この研究会は、心臓リハビリテーションの啓蒙を目的として岡山市内の心臓疾患基幹病院8施設の岡山大学病院、岡山赤十字病院、岡山医療センター、心臓病センター榊原病院、岡山市立市民病院、岡山ろうさい病院、岡山協立病院、岡山済生会病院と津山中央病院の医師、理学療法士が世話人となって立ち上げた研究会です。
会の活動として年2回の研究会や講演会、市民公開講座等を行っていましたが、5年前に患者さまとともにノルディックポールを使ったウォーキング(第1回岡山ハートフルウォーキング)を始めたのをきっかけに当院も世話人施設として研究会に参加しています。
イベントは年1回開催しており、過去に操山公園、後楽園、備中国分寺、岡山城周辺等で開催しています。(昨年は台風接近のため中止)
今回は美観地区周辺を当院発着とする約5.5キロのコースで開催半年前から打ち合わせを重ね、岡山県やその他公共機関、参加医療機関と連携しながら、粛々と準備を進めていきました。
イベント当日は秋晴れの中で絶好のウォーキング日和となり、過去最多の139名の参加者数となりました。各病院から患者さま及びご家族56名、運営スタッフ83名でその内当院からは患者さま及びご家族10名と、運営スタッフ(重井医学研究所附属病院、はぁもにぃ倉敷含む)計30名が参加。例年同様ノルディックウォーク連盟からも7名の指導者に参加、協力をいただきました。
参加者は病院玄関前で受付後、ノルディックポールを身長に合わせて調整し、準備体操の後、美観地区に向けて出発しました。商店街を通り、阿智神社に向かう鶴形山では急な坂を上るコースも入っていますが、安全を担保したショートカットを設定しており、患者さまがコースを選べるようサポートしました。美観地区では観光客で賑わう中で倉敷川畔の柳並木と白壁の土蔵、また近代的な建築物を横目に見ながら風景を楽しみました。途中で阿智神社、倉敷物語館、倉敷アイビースクエアーで休憩し観光ボランティアの方から名所の説明をいただきました。最終班が12時過ぎに病院に到着し1人の脱落者、事故もなく無事終了しました。患者さま、ご家族からも「楽しかった」「運動するきっかけになった」「次回も参加したい」などの声をいただきました。
当院ではこれからも心臓リハビリテーションのリーディング医療機関として、心臓リハビリテーションの普及促進を啓蒙してまいります。

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