今回の東北地方を中心とする震災により、福島第一原発で放射能漏れ事故が発生し、TV・新聞等では毎日関連のニュースが報道されていますが、放射線被曝による人体の影響について少し説明したいと思います。
目には見えない放射線ですが、人体が一度に多くの放射線をあびてしまうと、白血球減少や脱毛と言った一時的な症状から、線量によっては数年から数十年後に白血病や癌を発症する恐れがあります。東海村のJOC事故や広島・長崎の原爆投下時のように、もっと大量の放射線を人体があびると、数日から数週間の内に死亡してしまう事もあります。
以下に被曝線量と人体への影響の関係を示します。
mSv(ミリシーベルト)は線量当量と言って、受けた放射線量がどれだけ人体に影響を及ぼす量かを表す単位で、今回の原発事故で被曝が問題になっている放射線でも、病院でのX線検査で使用する放射線でも、一部報道で使用されている吸収線量Gy(グレイ)と同等です。
放射線の量を表す単位は、線量当量1つとっても、Sv(シーベルト)、mSv(ミリシーベルト:1/1000Sv)、μSv(マイクロシーベルト:1/100万Sv)を使い分けています。これは数値があまりに大きくなったり小さくなったりするのを避けるためですが、かえって放射線を分かりにくいものにしています。
また個人の被曝線量を表すmSvと、空気中の放射線量や環境への汚染を表すmSv/hr(線量当量率:1時間当たりの線量等量)の区別をしてニュース報道などを見ることが大切です。その場所に1時間居た時に受ける被曝線量が線量等量率で、1分しかその場所にいなければ被曝線量は1/60であるし、1年間ずっとその場所に居るなら、8760倍もの被曝線量を被ることになります。
詳しく調べたい方は、このページ作成のために参考にしたホームページです。
http://www.u-tokyo-rad.jp/2011/03/17104924.html
http://www.atomin.go.jp/atomin/high_sch/reference/radiation/jintai/index_06.html
もっと詳しく勉強したい方は、ICRP(国際放射線防護委員会)や放医研(放射線医学総合研究所)
のHpをご参照ください。
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