重井医学研究所

rGONAD法 (Rat Genome-editing via Oviductal Nucleic Acids Delivery)とはRat Genome-editing via Oviductal Nucleic Acids Delivery

    •  重井医学研究所(岡山市)分子遺伝部門の松山誠室長らと東海大学・鹿児島大学のグループは、受精卵を体外に取り出さずに遺伝子改変ラットを作製できる手法rGONAD法 (Rat Genome-editing via Oviductal Nucleic Acids Delivery)の開発に成功しました。この研究成果は、オープンアクセス誌であるBMC Biotechnologyに4月2日発表されました。

    •  研究グループは、これまで腎臓病、肥満や高血圧などの疾患モデル動物であるラットに着目し研究を行ってきました。今回の研究成果により、これまで遺伝子改変が困難であったラットにおいても簡便に作製できることが明らかになりました。今後、ラットの疾患モデル系統を用いた基礎医学研究や、マウス・ラットと比較して胚操作が困難であるブタ、ウシなど家畜への応用も可能であると期待されます。


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