松山室長が研究奨励賞を受賞

 

 

分子遺伝部門の松山誠室長が、株式会社スズケン(本社:愛知県名古屋市)が設立した公益財団法人 鈴木謙三記念医科学応用研究財団から研究助成を受賞し、12月1日に行われた贈呈式に出席しました。
研究テーマは「Wntシグナルによる腎不全の分子メカニズムの解明とその治療法の探索」です。


鈴木謙三記念医科学応用研究財団HP
http://www.suzukenzaidan.or.jp/about/index.html

16.12.06更新


古家野研究員が研究奨励賞を受賞

 


分子遺伝部門の古家野孝行研究員が、平成28年度の公益財団法人 両備てい園記念財団の生物学研究奨励賞を受賞し、10月3日に行われた贈呈式に出席しました。

  ※「てい」は木へんに聖

 

16.10.03更新


古家野研究員が研究助成を受賞

 


分子遺伝部門の古家野孝行研究員が、平成28年度の公益財団法人川崎医学・医療福祉学振興会研究助成を受賞し、7月6日に行われた贈呈式に出席しました。
研究題目は「急性腎不全における細胞周期チェックポイント機構を介した線維化制御の解明」です。
以下、本人コメントです。

昨年10月に研究所に入職し、一年も経たない中での受賞で、新しい職場での良いスタートが切れたのではないかと思っています。
腎臓についての研究をスタートさせたわけですが、大学時代から一途に酵母を使って、細胞周期の研究をしていましたので、「そもそも腎臓って何?」からのスタートです。文献を読んだり、学会へ参加したりしながら、勉強中です。まだまだ理解できていないことだらけですが、以前の自分の研究が腎臓病の理解に応用できるのではないかと考え、思いついたのが、今回の研究テーマです。
一つの細胞が二つの細胞になる一連の過程を細胞周期と呼びますが、細胞周期には様々なイベント(細胞分裂やDNAのコピー等)があります。それらのイベントが正しく行われているかどうか、特定のポイントにおいてチェックしています。それが細胞周期チェックポイントです。多くのがん細胞では、この細胞周期チェックポイトの制御機構に異常があることがわかっており、がん研究の中心課題でもあります。しかし、細胞周期チェックポイト機構の腎臓における働きはあまりよくわかっていません。本研究では腎臓と細胞周期の関係について、遺伝子、分子レベルでの解明を目指し、解析していく予定です。
まだまだ腎臓の研究をスタートさせたばかりで、ネズミよりも酵母の方がアモーレですが、地道に頑張って行きたいと思います。

16.07.06更新


松山室長が岡山大学医学部非常勤講師に

 

2016年4月1日付で分子遺伝部門の松山誠室長が岡山大学医学部非常勤講師になりました(兼任)。
16.05.10更新


古家野孝行研究員が入職

 

2015年10月1日付で分子遺伝部門に古家野孝行研究員が入職しました。
15.11.01更新


松山主任研究員の研究成果が新聞に掲載

 

分子遺伝部門の松山誠主任研究員らの研究成果が12月4日付の山陽新聞朝刊に掲載されました。

 山陽新聞HP
  http://www.sanyonews.jp/article/103716/1/


また、yahoo!ニュースにも取り上げられました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00010000-sanyoiryo-hlth
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14.12.05更新


松山主任研究員の研究論文がJBCに掲載

 

分子遺伝部門の松山誠主任研究員らのグループは、腎不全が発症した時に不可欠な遺伝子を新たに発見しました。この研究成果は、米国生化学・分子生物学会誌ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journal of Biological Chemistry; JBC)の11月7日号にて発表されました。
研究グループは、腎不全モデルマウスに着目し、腎不全を起こさせたマウスの腎臓でSfrp1遺伝子が増加することを見出しました。また、人為的にSfrp1遺伝子を欠損させたマウスに腎不全を起こさせると、正常のマウスの場合に比べ腎不全が悪化することを明らかにしました。これらの結果から、腎不全時にSfrp1遺伝子が重要な役割を果たすことが明らかになりました。
Sfrp関連遺伝子は以前から重要性が認識されていました。たとえば松山主任研究員の過去の研究によって、受精卵の発生などに重要であることがわかっています。近年、Sfrp5遺伝子は肥満に伴う代謝異常の病態解明に関する新たな標的分子になりうることが示されました。またSfrp1遺伝子は腎臓癌をはじめとする主要ながんにおいて、新しいがん標的薬として脚光を浴びています。今回の研究も含め、今後もSfrp遺伝子と病態との関連の解明がより一層進んでいくことが期待されます。
日本の腎不全による透析患者は約30万人とも言われています。透析患者の増加は莫大な医療費を国が負担することになり、社会的な問題となっています。今回の研究から、Sfrp1遺伝子が腎不全時において重要な役割を果たしていることが強く示唆されました。今後、本研究のような腎臓病の研究が発展すれば、透析を必要とする患者が減少、もしくは透析回数を減らすことができる可能性があり、医療に貢献できると思われます。現在、私たちはSfrp1遺伝子が腎臓病に対する治療薬の新規標的候補になることを想定し研究を進めています。

<掲載誌情報>
雑誌名:The Journal of Biological Chemistry; JBC(米国生化学・分子生物学会誌)
論文タイトル:Secreted Frizzled-related protein 1 regulates the progression of renal fibrosis in a mouse model of obstructive nephropathy.
著者:松山誠, 野守あかね, 中國恭美, 下野明彦, 福島正樹
掲載日:アメリカ時間11月7日付0.

ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリーHP
http://www.jbc.org/

論文
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25253698


また、11月7日付の読売新聞朝刊に研究成果が紹介されました。

読売新聞HP
http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20141106-OYTNT50333.html

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14.11.07更新


研究助成をトリプル受賞!
 


 分子遺伝部門の松山誠主任研究員が、「岡山医学振興会」「川崎医学・医療福祉学振興会」「ウエスコ学術振興財団」の3つの研究振興財団から研究助成を受賞しました。
「岡山医学振興会」は岡山大学医学部、「川崎医学・医療福祉学振興会」は川崎学園、「ウエスコ学術振興財団」は株式会社ウエスコが、それぞれ、研究活動を支援するために設立した振興会・財団です。具体的な活動として、多くの場合、年度毎に優れた研究者個人に対して表彰と研究費の助成を行っています。
研究助成の選考基準について、例えば岡山医学振興会のホームページには「これまでにインパクトが高く関連分野トップレベルの国際論文を発表し、かつ今後も優れたアイデアの研究を実行し、優れた国際論文にする能力がある者」という旨が記載されています。公になっている今年度の研究助成受賞者の内訳は、「岡山医学振興会」が岡山大学医学部8名・川崎医科大学2名・香川大学医学部1名・重井医学研究所1名の計12名、「川崎医学・医療福祉学振興会」が川崎学園6名・岡山大学医学部3名・重井医学研究所1名の計10名でした。松山主任研究員は、今年度の2つの振興会において、民間の病院・研究所では唯一の受賞という快挙でした。さらに、いずれの振興会・財団も、重井医学研究所で初めての受賞となりました。

 今回、松山主任研究員が受賞した研究課題は「糖尿病性腎症モデルマウスを用いたSfrp1の病態的意義の解明」です。
松山主任研究員は「重井医学研究所に入職してから2年、腎不全・腎繊維化における遺伝学的な研究を行ってきました。今年の7月には日本腎臓学会で学会発表を行い、8月現在、重井医学研究所独自の研究として国際論文を提出し審査を受けているところです。また、先ほどの研究と平行して糖尿病性腎症の研究をスタートさせています。日本において腎臓病の一番の原因となった糖尿病を研究・理解する事で、腎臓病の予防・治療に貢献できると考えています。今後も、重井医学研究所独自の研究を国内外に発信していきます。そして、重井博前理事長が研究所創設時に掲げた目標『腎臓病の病態解明を目指して』に少しでもお役に立てれば、と思います。これからも研究活動を通じて社会に貢献していきたいと考えています。」と抱負を述べています。


川崎医学・医療福祉学振興会の
助成金贈呈式にて(7月7日)
14.09.27更新


抗HMGB1抗体で新たな特許を取得
 


分子細胞生物部門 部長 友野靖子

■モノクローナル抗体作製技術を活かして
私たちは、研究所の役割として「他の研究施設と共同研究を行うことが重要である」と考え実行してきました。特に重井医学研究所の強みであるモノクローナル抗体作製技術を活かして研究に必要なモノクローナル抗体を作製し提供することは、他の研究者にとって役立つだけではなく、重井医学研究所の広報的役割も果たすことができると考えています。

■岡山大学と共同で治療薬を研究
岡山大学医学部薬理学教室の西堀正洋教授、就実大学薬学部の森秀治教授とは、10年近く共同研究としてモノクローナル抗体作製を行ってきました。特に臨床で役に立つ抗体医薬を目指したモノクローナル抗体の作製を目標とし、その結果炎症時に組織で分泌されるHMGB1(High Mobility Group Box 1)という生理活性を持ったタンパク質と特異的に反応するモノクローナル抗体を確立することができました。HMGB1は慢性的に作用すると動脈硬化、心筋梗塞、腎炎などの疾患の原因となることが示されており、この抗体を用いてその活性化を防ぐことで、これらの疾患を防ぐことができると考えられました。実際これまでにラットを用いた研究で「脳梗塞」「脳血管攣縮」「B細胞悪性リンパ腫」を抑制することがわかり、それらの治療薬として岡山大学と共同で特許を取得しました。

■抗HMGB1抗体で新たな特許取得
さらにこの度、この抗体について「アテローム動脈硬化抑制剤」として、岡山大学と共同で特許を取得することができました(特許第5467313号、平成26年2月7日)。アテローム動脈硬化は動脈血管内でできたアテローム硬化プラーク沈殿物が大きくなって血流を減少あるいは遮断したり、破裂して他の場所で血栓を作ったりして脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因のひとつになると言われています。そのプラークの形成には炎症性細胞の活性化が関与していることが分かっているので、この活性化で分泌されるHMGB1を抗体で抑制することでプラークの形成を阻害できると考えられました。そこでマウスを用いて実験を行った結果、プラーク形成阻害に有効であることが示され、この度治療薬として申請し、抗HMGB1抗体の4件目の特許取得となりました。

■ヒトへの応用が期待されます
抗HMGB1抗体はさらに特許申請中の案件もあり、ヒトに応用できる抗体への可能性も大きいと報告を受けていますので、今後ますます活用されることを期待しています。また、これまで岡山大学と共同での特許取得に関して、常にご支援ご理解をいただいている皆さまに心より感謝しております。

14.09.01更新


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