平成24日更新
苦労をすると白髪が増える?

髪の毛に関する悩みや不安は尽きないもの。人によっては薄毛よりも白髪を気にしている場合もあるだろう。思いがけず白髪が目に留まると、年を取ったことを意否が応でも意識させられるものだ。 もちろん、もともと体質的に若白髪が生えやすい人もいるだろう。しかしその一方で、苦労や心労が多いと白髪は増えるとも聞く。これって医学的な根拠があることなのだろうか?

「苦労の度合いと白髪の量には、直接的な因果関係はまずありません。とくに20代〜30代で多くの白髪が発生するような場合は、医学的に『若年性白髪』という名称は付けられていますが、遺伝的なものでなければ、その原因は不明であるケースが大半なんです。ただし、極端に白髪が増えてきた場合、甲状腺の異常による内分泌疾患や膠原病の可能性も考えられるので注意が必要です」

たかが白髪と侮るなかれ。場合によっては重篤な病気のサインであることも考えられるのだ。

「そもそも白髪とは、メラニン色素をつくりだすメラノサイトが減少することで発生するもの。しかし、苦労やストレスによってメラノサイトが減少することは、あまり考えられません。また、一度壊れてしまったメラノサイトを再生させることは困難ですから、もし前述のような病気が原因で白髪が急速に増えているのだとしたら、一刻も早めに治療するべきでしょう」

皆さんのまわりにもきっと、すごく多忙であったり苦労を重ねていたりするのに、黒々とした髪を維持している人は大勢いるはず。やはり白髪を発生させる要因は、遺伝的なものがほとんどなのかも。

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ガムを噛むと集中力がアップする?


ランチを済ませたあとの午後などはとくに、どうにも集中力が高まらず、仕事がはかどらないことがある。そういえば、集中したいときにはガムを噛むと効果的とよく耳にする。ガムを噛みながらバッターボックスに立つ野球選手も見かけるし、これは試してみる価値があるのかも?

「そうですね、ガムは集中力アップにとても良いと思いますよ。医学書の類にそのような記述があるわけではないのですが、少なくとも不正咬合(噛み合わせの悪い状態)が集中力を低下させることは医学的に認められていますし、“噛む”という行為が脳に与える影響は大きいんです。ガムを噛むことで脳が刺激され、集中力が高まることはあり得るでしょう」

何かを噛むという動作は、脳に刺激を伝え、活性化させるという。ということは、噛むものは必ずしもガムでなくてもいいわけだが、ガムの弾力性は噛み合わせにフィットして心地がいいし、何より長く噛み続けていられるメリットは大きい。

「コーヒーやミント系のタブレットなどを仕事のおともにしている人も多いと思いますが、集中力アップを求めるのであれば、やはり噛む動作をともなう嗜好品の方が効果的だと思いますよ」

コーヒーやミントの香りで気分がスッキリすることと、噛む運動によって集中力が高まることは、また別の話。こうした嗜好品をうまく使い分ければ、効率はグッと上がるかもしれない。

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1秒に2歩のスピードで歩くと頭が活性化


歩いていると急にアイデアが湧いてくる。みなさんにもそんな経験があるのではないでしょうか。京都には「哲学の道」と呼ばれる場所があり、そこは日本を代表する哲学者・西田幾多郎が歩いていたことで有名です。難しい哲学もまた、歩くことから、生まれたのです。

歩行など一定のリズムを繰り返す運動をしていると、脳内からはセロトニンという物質が放出されます。セロトニンには、大脳を覚醒する効果がある一方、精神的に落ち着かせる効果もあり、冷静で的確な判断ができるようになります。
例えば、ぼんやりして、「頭が働いていないな」というときに脳を目覚めさせる効果があるだけでなく、ミスをして焦っているときや、ものごとがうまくいって興奮状態にあるときに、気分を落ち着かせるのにもいいのです。
実は歩き方にもコツがあります。1秒に2歩。やや早足のこの歩き方が、アイデアを出すにはいいそうです。ゆっくり歩くよりも、セロトニンが出やすいのだそう。

歩く以外にも、坐禅を行うときの呼吸でも、セロトニンが出ることが確認されています。これは丹田呼吸法と呼ばれる呼吸で、おへその下あたりがふくらむよう意識して呼吸するやり方。この呼吸をしていると、頭が冴えるだけでなく、不安や緊張といったネガティブな気分がなくなり、元気が出てくるといった効果が認められています。ただ座っているように見える坐禅ですが、思考を活性化するための工夫が隠れていたのです。
内勤の人でなかなか外出できないという人は、座りながら呼吸を整えても、効果を実感できるでしょう。
頭も体の一部。体の調子がよければ、頭も働きます。逆に言えば、頭がうまく働かないときにはまず、からだを動かしてみる。そうすれば、自然と思考力が戻ってくるのです。

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知って制する! 汗とニオイのメカニズム

汗ってどうして出るの? あのニオイのもとは?…などなど、汗の基本知識をおさらいしよう。
まず大切なポイントは、汗は体温調節のために出るということ。すべての動物のなかで、人間が一番汗かきなのは知ってました?

「高度に発達した脳は精密機器のようなもの。わずかに温度 が上がっただけで、オーバーヒートしてうまく働かなくなります。そこで、汗をかいて体温調節できるよう、体が進化したのです」

汗をかく器官、汗腺にはアポクリン腺とエクリン腺があるが、エクリン腺はそもそも、体温調節のために生まれた専用器官だとか。その数なんと350万個! 多い人だと500万個にも上るという。こんなにあるんじゃ、夏場は全身汗だく、ビチョビチョになるのもやむなしか…!?

「いえ、すべての汗腺から汗が出るわけではありません。実際に活動している汗腺『能動汗腺』は、およそ半数程度。特に、空調の効いた環境で過ごすことの多い現代人は、汗腺の活動が低下しがちで、これが低体温症などのトラブルを引き起こす一因にもなっている。能動汗腺が多いということは、体温調節がしやすく健康であるということなんです」

うーん、でも複雑。今でも大変なのに、すべての汗腺から汗が噴き出したんじゃ、体中ベタベタ不快でモチベーションも下がりますよ!

「いや、それは“悪い汗”だからです。健康なよい汗は99%以上が水なので、ベタベタしませんよ。
汗は血液中の水分から作られますが、汗腺の働きで、血液に含まれるミネラル分を濾過してから排出するんです。つまり、成分はほとんどが水の、サラサラした汗になる。それだけに乾きやすく、気化熱によって体温を下げる効果が高いし、ニオイもありません。ところが、汗腺の機能が鈍っていると、血漿成分が濾過されずそのまま排出されてしまうので、ベタベタした汗になるんです。蒸発しにくく体温調節効果が低下する上、雑菌が繁殖しやすくなってニオイの原因にもなります」

悪い汗は臭くなりやすいだけじゃなく、汗をかいても涼しくならない、いわば“悪玉の汗”ってこと。
薬局などで販売されているリトマス試験紙を使えば、すぐに調べられる。赤色リトマス紙が青くなったら、アルカリ性の悪い汗、変化がなければ酸性のよい汗だ。夏に向けて、一度チェックしてみては?

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