倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ニイニイゼミ Platypleura kaempferi (2)
 

 岩にしみ入るような鳴き声の主 (2010.7.20)

 松尾芭蕉の著書「奥の細道」に、「閑さや岩にしみいる蝉の声」という名句があります。このセミは何ゼミか。昭和の初期に歌人、斎藤茂吉と芭蕉の研究家、小宮豊隆が大論争。茂吉はアブラゼミ、小宮はニイニイゼミといずれも譲らず。結局、昆虫学者が俳句の詠まれた日にちと、セミの発生期から考えて、それはニイニイゼミであると断。茂吉は「参った」と、自分の過ちを潔く認めた、さわやかな逸話が残っています。
 この日、ソメイヨシノの幹に止まっていた個体を見逃すところでした。樹皮の色とそっくりで、見事な隠遁色。こうでなければ生き残れません。(青野孝昭)

ニイニイゼミ 岡山県倉敷市酒津 (2010.7.11)
岡山県倉敷市酒津 (2010.7.11)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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