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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

11月の活動(2019.12.14)

園長からの一言

27日:すっかり晩秋の風情になった園内の湿地 22日:パステルカラーの色使い、ウワミズザクラの紅葉
27日:すっかり晩秋の風情になった園内の湿地
22日:パステルカラーの色使い、ウワミズザクラの紅葉

例年、この時期は10月末から倉敷市立自然史博物館での「11月3日は自然史博物館まつり」への出張コーナー出展の準備に追われていますので、博物館まつりが終わると11月になったことを実感します。今年は植物(ジュズダマ)を使ったクラフトをお休みした分、例年よりもプレゼントの植物種子や苗の種類を増やしましたので、種子の袋詰めなどの準備作業が特に大変でしたが、植物園ボランティアの方々にお手伝いいただき、なんとか準備ができ、当日も来場者への対応などをしていただきました。博物館が行った来場者アンケートでは、「野草ブースの案内係の方が丁寧で分かりやすかった」との感想も聞かれました。

博物館まつりの翌日の4日には、しげい病院の南館屋上に保護のため移植してあるツメレンゲの観察会を倉敷昆虫館との共催で開催しました。前日は少し降雨も見られたので、天候を心配していましたが、幸い、雲は多かったものの、時に太陽も顔をのぞかせるような天気で、ツメレンゲも花をしっかり咲かせていました。参加者の方も熱心な方が多く、昆虫館では様々な質問も飛び出し、盛り上がった観察会となりました。16日には、真庭市のサクラソウ自生地で秋の保全活動を行いました。当日は鳥取大学農学部(生態工学研究室)の学生さんにも手伝ってもらったので、午後には生態工学研究室が取り組んでいる「津黒高原湿原」の再生保全作業に参加し、希少植物の植栽適地・方法などについて協力を行いました。

園内では、定例観察会「植物園を楽しむ会」では「もみいずる里山を楽しむ」として、木々の紅葉を観察しましたが、楽しむ会以外でも、花が少なくなるこの時期としては珍しく、見学の申込みがちらほらありました。花だけではなく、園内の里山環境そのものが植物園の魅力として認知されてきているということであれば嬉しいのだが、と思っています。

 

来園者(見学者)総数:125
見学・観察会等 (62名)
11/2 来園1名(岡山市,研究者の方,フジバカマについて相談に来園)
11/3 来園1名(龍泉寺の自然を守る会会長,10周年記念誌の校正原稿を届けに来園)
11/13 来園1名(倉敷市)
11/17 定例観察会「植物園を楽しむ会92(もえいずる里山を楽しむ)」開催,参加者39名

17日:植物園を楽しむ会92「もえいずる里山を楽しむ」(リンドウ・ヤマラッキョウの解説中) 17日:植物園を楽しむ会92「もえいずる里山を楽しむ」(春まで葉が落ちない?ヤマコウバシについて解説中)

11/21 21日:岡山市北区 愛育委員グループ 見学見学13名(岡山市)
11/25 来園1名(総社市,12/5講演用資料ファイル受け取りに来園)
11/30 30日:すみれ花店 ナチュラルトレイル フィールドワーク講座 見学見学6名(倉敷市阿知 すみれ花店 ナチュラルトレイル フィールドワーク講座)
来園1名(植物園ボランティアの方,植物写真の寄贈に来園)
その他の来園者
ボランティア・・・のべ63名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
11/3 第19回「11月3日は自然史博物館まつり」に「山野草を楽しもう!出張!重井薬用植物園」コーナーを出展(倉敷市立自然史博物館)

3日:第19回「11月3日は自然史博物館まつり」「山野草を楽しもう!出張!重井薬用植物園」コーナー 3日:第19回「11月3日は自然史博物館まつり」植物種子・苗などのプレゼントを実施

11/4 「ツメレンゲ観察会」開催(倉敷昆虫館と共催),参加者17名(しげい病院)

4日:ツメレンゲ観察会(しげい病院)南館屋上の保護区画でツメレンゲの花を観察 4日:ツメレンゲ観察会(しげい病院)倉敷昆虫館でクロツバメシジミの標本を見ながら解説を聞く

11/16 16日:「サクラソウを守ろう!秋の草原保全活動」(刈った草を寄せ、掘れ込んだ水路に詰め込む参加者)「サクラソウを守ろう!秋の草原保全活動」開催(真庭市 津黒いきものふれあいの里と共催),参加者約20名(真庭市蒜山上徳山)
16日:津黒高原湿原 保全作業(真庭市蒜山下和)(湿原内の草刈り・刈草の持ち出し作業の様子)津黒高原湿原保全活動 参加(植物の植栽方法等の指導)

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
11/13 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市役所)
11/26 令和元年度 第3回 倉敷市環境審議会 出席(倉敷市役所)

 

マスコミ取材、情報提供など
11/21 創和会広報誌はぁもにぃ12月号に「第19回 11月3日は自然史博物館まつり に出張してきました!」寄稿

 

園内の管理作業など
温室エリア

8日:綿毛の飛散前に刈り取ったヒメガマの穂草刈り(刈払機)作業(ホソバヤマジソ植栽地,園地南ユウスゲ植栽地,メハジキ植栽地,温室北広場,西側フェンス沿い,ウマノスズクサ植栽地,キキョウ・フクジュソウ植栽地)/手刈り・草取り作業(ヒメガマ穂,ショウドシマレンギョウ剪定,ススキ刈り取り・茅ぐろ作成,オキナグサ植栽地 草取り)/刈草 収集・焼却/植物種子採集(ギンセンカ,ミズネコノオ,ミコシギク,オオウラジロノキ,クチナシ果実)/蒜山産ユウスゲポット苗 折り畳みコンテナー入れ替え・除草作業(運搬準備)/植物種子播種(ユウスゲ)/植物植え替え(シロバナマンジュシャゲ,ハマナツメ)/フェンス つる切り作業/稲ワラ 結束・乾燥作業(団体見学準備)/温室横 排水溝 掃除

湿地エリア
草刈り(刈払機)作業(中広場,奥広場,ショウブ池西斜面,湿地西斜面)/樹木伐採(アカマツ 松枯れ枯死木)/落葉かき作業/落枝 集積作業/刈草 収集・焼却/焼却灰 ユウスゲ植栽地に撒布/外来植物駆除作業(メリケンカルカヤ)
その他
  • 21~23日:温室エリア 金網フェンス・門扉 修理工事21~23日:温室エリア 金網フェンス・門扉 修理工事(藤木工務店)
  • 22日:刈払い機 刈刃(チップソー)研磨作業
  • 30日:温室天窓 可動部ボルト破断のため、応急修理
  • 随時:第19回「11月3日は自然史博物館まつり」準備作業(植物種子・栽培解説ホチキス止め,シリブカガシどんぐり袋詰めなど)
  • 随時:種子精選(タヌキマメ,ギンセンカ)
  • 随時:鉢植え植物,水草プランター 水やり

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 16日:植物園で育てた蒜山産ユウスゲ苗。来年度の保全活動のため、津黒いきものふれあいの里へ移動した。15日:蒜山産ユウスゲ苗(192ポット),真庭市 津黒いきものふれあいの里へ運搬(保全活動に使用のため移動)/ズミ苗 5株を津黒いきものふれあいの里へ寄贈(真庭市蒜山別所産),津黒高原湿原へ植栽)
  • 外部→植物園
    • 4日:希少植物(水草)2種,倉敷昆虫館職員の方より受領
    • 23日:シロバナサクラタデ(総社市産),片岡採集
    • 30日:タカトウダイ写真(デジタルデータ),植物園ボランティアの方より受領
随時 植物園WEBサイト更新
  • 10日:湿地の一年を締めくくる、リンドウの花4日:「現在の見ごろ植物」(リンドウ,ヤマラッキョウ)
  • 7日:「お知らせ」(12/21 しげい病院 文化講演会「植物園の帰化植物」要項)
  • 10日:「お知らせ」(12/7「植物園を楽しむ会(凩の中の実りを楽しむ)」要項)
  • 17日:「園内花アルバム」(サワヒヨドリ 改訂)/「植物園便り」(10月の活動)
  • 22日:「現在の見ごろ植物」(ノジギク)

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