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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

1月の活動(2024.2.18)

園長からの一言

焼きイモの待ち時間に、葉裏に字が書ける、タラヨウの木の伐採体験をして、参加者の子供たちからユニークな「葉書」をもらいました
27日:自然体験教室「火起こし道具からはじめる“火遊び”教室」
冬の間には死んでしまうはずですが、暖かければ年を越してもわりと生存しています。 とはいえ、1月終わりに生きている個体を見つけたのは初めてです
31日:暖冬の影響か? 生存していたジョロウグモ

今年の冬は暖冬になるとの予測でしたが、1月は比較的氷点下を記録する日が多く、それなりに冬らしさを感じる1ヶ月となりました。ただ、温度データを比較すると、1月の月平均気温が2023年は3.83℃、2024年は4.58℃で、日最高気温が15℃超の日が2023年は2日、2024年は4日、日最低気温が氷点下の日が2023年は23日、2024年は18日となっており、昨年より暖冬傾向であることに間違いはなさそうです。 31日には、湿地エリアのマルバノキの枝に、まだ生きているジョロウグモを発見しました。ジョロウグモの寿命は1年のみとされ、冬の間には寒さで死んでしまうのですが、今冬のような暖冬の年には年を越しても生きている個体は珍しくありません。とはいえ、1月末に園内で見たのは初めてでしたので、少々驚きました。

園内のイベントは、植物観察には不向き(冬芽や常緑の樹木の観察などは可能です)な時期ということもあり、14日の「植物園を楽しむ会」は恒例のとんど焼きを行いました。当日は今冬最低の-5.8℃を記録し、寒さが厳しい朝でしたが、コロナ禍以降、実施を見合わせていた、とんど焼きの火でお餅を焼いて小豆粥に入れて食べる、という体験を復活させましたので、火と、焼いた餅と、小豆粥の温かさを体感していただけたように思います。

27日の「“火遊び”教室」では、これまでの「火起こし教室」から少しグレードアップし、火起こしのための「火打ち金」と「火吹き棒」を各自で作って、自分だけの火起こし道具で火起こしをしてもらいました。火口として、火種ができやすいデニム生地を炭化させたものを準備しましたので、ほとんどの人が火起こしに成功し、おいしい焼イモも食べることができました。 焼きイモが焼きあがるまでの時間には、毎年行っているタラヨウの伐採と葉に字を書いてみたり、や、落ち葉の山に飛び込んで遊んだりなどの体験をしてもらい、子供たちは大満足!だったようです。

 

来園者(見学者)総数:156
見学・観察会等(92名)
1/5 見学1名(倉敷市児島)
来園3名(植物園ボランティア,新年あいさつに来園)
1/14 定例観察会 植物園を楽しむ会137「とんど焼きで望正月を楽しむ」開催,参加者46名+朝日新聞記者1名(取材)

今冬最低の-5.8℃を記録し、朝は一面の霜で冷え込みましたが、天気は快晴、風も弱く、とんど焼き日和でした 正月飾りなどに使われる植物の解説をした後、火打石で火起こし・・・のはずが、火口が湿っていて手間取りました

竹の先にはさんだお餅を、とんどの火であぶる参加者。 4年ぶりの企画です お餅は小豆粥に入れて食べてもらいました。 味付けはシンプルに塩だけですが、楽しい体験がなによりの味付けです

来園2名(倉敷市粒江,とんどの灰を取りに来園)
1/17 来園1名(FMくらしき 阿部あすかリポーター,生中継のため来園)
1/27 自然体験教室「火起こし道具からはじめる“火遊び”教室」参加者38名

湿地エリアの雑木林で、たき火の燃料になる枯枝を拾い集めます。 頑張って集めないと、焼きイモができないよ! 各自、「火打ち金」と「火吹き棒」を作成して、火起こし! 火花が出るように手を動かすのがわりと難しかったようです

一番先に火起こしに成功した参加者が、たき火に着火! 今年はものの数分ほどですぐ火種ができたようです 火が落ち着いたら、イモを投入して焼イモ開始! 熱いけど、うまくたき火の真ん中にイモを放りこめるかな?

その他の来園者
ボランティア・・・のべ64名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
  特になし

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
1/9 蒜山自然再生協議会 自然再生委員会 出席(オンライン)
1/13 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館)
1/22 蒜山自然再生協議会 自然再生委員会 出席(オンライン)

 

マスコミ取材、情報提供など
1/8 備北民報(新見市圏ローカル紙),「県南ボラが草刈り作業」(12/20新見市豊永佐伏 希少植物自生地保全活動)記事掲載
1/11 山陽新聞「情報ひろば」,1/14植物園を楽しむ会137「とんど焼きで望正月を楽しむ」告知 掲載
1/14 朝日新聞(岡山支局),1/14植物園を楽しむ会137「とんど焼きで望正月を楽しむ」取材

→1/15朝刊「岡山県倉敷市の重井薬用植物園で恒例のとんど焼き 餅も焼いて味わう」記事掲載

1/17 「ハッピーレポート」レポーターの阿部あすかさんと、火起こし道具をもってパチリ!FMくらしき 「ぼっけーくらしき!ラジオまるかじり」内「ハッピーレポート」植物園より生中継、出演(1/27「火起こし道具からはじめる“火遊び”教室」についてなど)
1/18 山陽新聞「情報ひろば」,1/27「火起こし道具からはじめる“火遊び”教室」告知 掲載
1/24 山陽新聞 エリア広域面,「絶滅危惧植物6種自生」(12/20新見市豊永佐伏 希少植物自生地保全活動)記事掲載

 

園内の管理作業など
温室エリア
刈払機 草刈り(オキナグサ植栽地)/手刈り・草取り・剪定など(池ふちオオタチヤナギ,入口わきコブシ,東側フェンスつる植物)/刈草 収集・焼却/栽培用砂 熱湯消毒/東フェンス沿い ツルニチニチソウ駆除作業(除草剤塗布)/フクジュソウ(園芸種)植栽地 細断ヒメガマ敷きつめ(防寒対策)/植物植替え(サクラソウ,チョウジソウ,キビヒトリシズカ,キバナノアマナ,ヒキノカサ)
湿地エリア
26日:湿地内部の草を集める植物園ボランティア(今年は降水量が少なく、湿地も乾燥気味のため、作業しやすいようです。 植物のことを考えると複雑な気持ちですが・・・ )刈払機 草刈り(湿地内部,ユウスゲ植栽地前広場,キビヒトリシズカ植栽地・周辺)/手刈り・草取り・剪定など(湿地木道沿い,クコ・ミソナオシ株周り)/モウソウチク伐採(とんど焼き やぐら用)/園地 落葉かき/刈草 収集・焼却/植物植栽地 ビニールひも 張り直し
その他
  • 4日:しげい病院 感染対策研修(動画視聴)
  • 6日:剪定ばさみ 刃研ぎ
  • 14日:園内 水質定期調査(電気伝導度など)
  • 20・25日:1/27「火起こし道具からはじめる“火遊び”教室」準備(火打ち金用スクレイパー刃 刃落とし研磨,木材切断・研磨,火吹き棒用セイタカヨシ切断・研磨,デニム布火口作成,配布物袋詰め)
  • 随時:1/14植物園を楽しむ会(とんど焼き)準備作業(薪づくり,モウソウチク伐採・割り,正月飾りビニール部品取り外し,餅つき,餅焼き用マダケ準備,門松 とんどやぐら移設)

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 特になし
  • 外部→植物園
    • 12日:もち米(片岡より,14日とんど焼きの餅用として),ササゲ(植物園ボランティアの方より,14日とんど焼きの小豆粥用として)
植物園
WEBサイト
更新
  • 4日:「植物園だより」・「お知らせ」(「辰・龍にちなんだ植物」)/「現在の見ごろ植物」(トベラ)
  • 10日:「植物園だより」(2023年12月の活動)
  • 12日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(2/24植物園を楽しむ会138「木の芽時の草木を楽しむ」開催要項公開)
  • 14日:「おかやまの植物事典」(「ウラジロノキ」改訂)/「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(3/2「みらい公園で生き物さがし2024年3月」開催要項公開)

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