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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

2月の活動(2024.3.17)

園長からの一言

23日:「まず咲く」アテツマンサクの開花
23日:「まず咲く」アテツマンサクの開花
2日:暖かさに冬眠から目覚めてしまった?クサガメ
2日:暖かさに冬眠から目覚めてしまった?クサガメ

今冬は暖冬傾向以上に、降水量が少ないことが気にかかっていましたが、2月にはある程度まとまった降雨があり、ほぼ干上がっていた園内の池も徐々に水位が回復し、温室エリアの池は下旬になるとほぼ満水の状態になりました。気温も朝は氷点下でも、一日ずっと寒さを感じるような冬らしい日は少なく、18日には、朝には-1℃だったのが昼には20.1℃と、実に21.1℃の温度差を記録しました。アテツマンサクなどは、概ね例年通りの時期に開花しましたが、明らかに例年より芽吹きが遅い樹木もあり、生物も戸惑っているように感じられました。温室エリアの池岸にはうっかり冬眠から目覚めてしまったらしいクサガメの姿が見られましたが、まだ朝晩は冷え込みが厳しい日もあり、徐々に弱っていき、3月の初めには残念ながら死んでいるのを確認しました。

春が来るのが早いのか遅いのか、気をもみつつ、園内管理は冬仕事の時期ということで、残っていた草刈りをしたり、大きくなりすぎた樹木を伐採(剪定)したりといった作業を、ボランティアの方の力を借りながら進めました。特に湿地奥の斜面などは、大きな岩が配置してあり、そのまま刈払機で刈ろうとすると、刈刃を岩に接触させてしまい、危険なので、事前に岩の周りをボランティアさんに手刈りしてもらってから刈り払うようにしています。また、樹木の伐採については、今年も総社市の方に伐採ボランティアに来ていただき、伐採をしてもらっています。

24日に開催した「植物園を楽しむ会138(木の芽時の草木を楽しむ)」では、人間も陽気に誘われたか、久しぶりに30人近い参加者があり、にぎやかな会となりました。花の種類は少なかったのですが、里山の管理の話をしたり、旧正月の時期に関連して、春の七草についての話をしたりと、幅広い話題を提供できたように思っています。園外では、29日に倉敷市環境政策課や倉敷芸科大の教員・学生の方々と、湿原保全活動を行いましたが、降雨が予想されたため、作業を途中で切り上げ、残りは3月に再度実施することとなりました。

 

来園者(見学者)総数:111
見学・観察会等(40名)
2/9 見学2名(香川県まんのう町)
2/10 来園4名(倉敷市立自然史博物館友の会幹事,行事相談に来園)
2/11 来園1名(植物園ボランティア,写真撮影に来園)
2/14 来園2名(倉敷市立自然史博物館友の会幹事,植物園ボランティアの方にインタビューのため来園)
来園1名(樹木伐採ボランティア,総社市)
2/17 ボランティアさんの挑戦、ニホンミツバチ用の巣箱設置(植物園ボランティアさんがニホンミツバチの巣箱を持って来られました。果たして入居者(蜂)はやってくるのでしょうか)来園2名(植物園ボランティアの方+友人の方1名(ニホンミツバチの巣箱設置のため来園)
2/18 来園1名(樹木伐採ボランティア,総社市)
2/23 来園・見学1名(兵庫県豊岡市,地域の草原保全について相談に来園)
2/24 定例観察会 植物園を楽しむ会138「木の芽時の草木を楽しむ」開催,参加者29名

朝から天気が良かったので、しっかり開いていたフクジュソウの花を観察中 湿地の東側斜面の樹木を伐採中だったので、その様子を見ながら、「里山」のことなどについて解説しました

2/28 来園1名(樹木伐採ボランティア,総社市)
その他の来園者
ボランティア・・・のべ71名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
2/17 29日に予定していた、湿原保全活動の準備として、湿原内の草刈りを行いました倉敷美しい森 湿生植物園(湿原)内 草刈り(湿原保全活動 準備)(倉敷市曽原)
2/29 倉敷美しい森 湿生植物園(湿原)保全活動 実施,8名参加(植物園ボランティア3,倉敷芸術科学大学 教員+学生3,倉敷市環境政策課職員2)(倉敷市曽原)

天気が下り坂で、いつ雨が降り出すかわからない状況だったのですが、雨が降り出すまで、ササなどの搬出を行いました 昨年、土のうで堰を作っていたのですが、イノシシのいたずらか、崩れてしまっていたので、積み直し作業

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
2/7 蒜山自然再生協議会 自然再生委員会 出席(オンライン)
2/10 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館)

 

マスコミ取材、情報提供など
2/15 山陽新聞「情報ひろば」,2/24植物園を楽しむ会138「木の芽時の草木を楽しむ」告知 掲載
2/22 NHK番組制作会社より植物(ツタ)についての問い合わせ(質問) → メールにて回答

 

園内の管理作業など
温室エリア
手刈り・草取り・剪定など(事務所北トウネズミモチ剪定,オキナグサ植栽地 地かき(地表コケ除去),池内部ミツガシワ 浮き茎 すくい上げ除去)/植物植栽(ハマナツメ)/植物植替え(ハマナツメ,蒜山産ユウスゲ,シラガブドウ,栽培ラッキョウ)/栽培用砂 ふるいかけ・熱湯消毒/栽培用ビニールポット・苗箱 洗浄/水草プラ船 水やり・一部内部耕耘
湿地エリア
刈払機 草刈り(湿地内部,展望デッキ下~西斜面,中広場水路,竹林内部,竹林南~園地西フェンス沿い,湿地東外部フェンス沿い)/樹木伐採(湿地東斜面 アベマキ・ネジキ・シャシャンボ,奥広場 アベマキ・ヤマモモ・アラカシ)/植物植栽(チョウジソウ,サクラソウ,キビヒトリシズカ)/伐採樹木枝・刈草 収集・焼却/手刈り・草取り・剪定など(外来チチコグサ類 除草,展望デッキ下~西斜面岩の周囲)/園地 落葉かき

2日:観察路の外来チチコグサ類を除草するボランティアの方々 (根絶はほぼ不可能なのですが、まったく放置しても増えすぎてしまうので、個体数抑制のために除草を行っています) 9日:岩の周囲を手刈りするボランティアの方々 (草が茂ったままだと、刈払機の刃を岩にあててしまうことが多く、危険なので、事前に手刈りをしてもらっています)

その他
  • 24日:倉敷昆虫館 ビオトープのケヤキ等剪定 (3階まで届くほどの高さになっていたため、念のため、ロープで建物とは逆方向に引っ張りながら伐採しました。)3日:創和会 動画研修(確認会話の実践)
  • 11日:園内 水質定期調査(電気伝導度など)
  • 24日:倉敷昆虫館 ビオトープ ケヤキ・コニファー剪定
  • 29日:植物鉢・ポット用プラ名札 洗浄(字消し)
  • 随時:ヒメガマ こも作成/チップソー(刈払機刈刃)研磨

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 特になし
  • 外部→植物園
    • 24日:コオニタビラコ(片岡採集,倉敷市浅原産)
植物園
WEBサイト
更新
  • 24日:フクジュソウ“福寿海”の開花(花弁には鮮やかな光沢がありますが、写真に写すのは非常に困難です)1日:「現在の見ごろ植物」(マンリョウ,ヤブコウジ)
  • 17日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(3/24植物園を楽しむ会139「雀隠れの花々を楽しむ」,3/31「ミズアオイの種まきとネイチャーゲーム」開催要項公開)
  • 18日:「お知らせ」(3/3蒜山 山焼き事前研修会 開催の告知)
  • 22日:「植物園だより」(2024年1月の活動)
  • 24日:「おかやまの植物事典」(「ナンテン」追加)/「現在の見ごろ植物」(アテツマンサク,フクジュソウ“福寿海”)

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