病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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標本の紹介
 
 

カワラハンミョウ
Cicindela laetescripta


体長 14-17mm

[環境省 RDB カテゴリー:絶滅危惧TB類]
[岡山県 RDB カテゴリー:絶滅種]

 河原や海岸の砂丘などに生息しています。分布は広く、モンゴル、シベリア南東部、中国、朝鮮半島、済州島で記録され、国内では北海道、本州、四国、九州、伊豆大島で記録されています。
 近年の河川改修や沿岸の護岸工事などによって生息地が減少したため、全国的にも急激に数が減っています。岡山県内ではここ数十年記録されておらず絶滅したと思われます。現在残っているのは写真の標本以外にはあまりないと思われますが、この標本は1950年前後に全国の田に設置された稲の害虫駆除のための誘蛾灯〔青色蛍光灯〕(稲の害虫だけでなく、全ての走光性昆虫が犠牲となりました)に飛来したものです。このほかに倉敷市浅原(1949年)の記録もあります。

 

カワラハンミョウ 1949年 倉敷市西坂

 
▲1949年 倉敷市西坂
 

 
【当館所蔵のその他の標本】
・1950年 倉敷市黒田

 

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