病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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昆虫館便り

昆虫館の最近のイベントや情報などをお知らせします。

 

「日本の切手に登場する昆虫」の展示をしています (2023/1/24)


新展示のご紹介です。 切手のデザインに昆虫があるものがありますね。 それを集めて標本と共にご紹介する展示箱を作りました。 いまは展示室の机の上に置いていますので(移動する可能性あります)、お越しの際にはぜひご覧ください。

         

 

 2022「秋の!むしをつかまえてみるかい!」が開催されました!


2022年9月23日(祝) 「秋の!虫をつかまえてみるかい!」(重井薬用植物園との共催)
場所:重井薬用植物園内

 今回も申込期日初日から定員一杯の申し込みがあり締め切られました。
 バッタを平気で鷲づかみする子ども、水中の小動物を採取する子ども、石や枯れ木などをひっくり返して探す子どもなど積極的に虫取りに挑む姿が印象的でした。なかには、親に頼んで虫籠に入れてもらう子どももいましたが、このような虫取りや観察をする経験が大切だと思います。
今回も、親子で自然に親しむよい機会となったことでしょう。(岡本)

池の畔でトンボが近づくのを待っています 枯草の下にもコオロが潜んでいます。出てくるかな
丸太の下にはコガネムシ幼虫がゴロゴロ こんな草原にはバッタ類がたくさんいます
カマキリが大人気。目を凝らして探します。

観察会の最後には採集した虫たちの自慢大会がありました。

 

 2022年「みんなでたんけん!夜の昆虫観察会」が開催されました!

 

 2022年7月30日(土) 「みんなでたんけん!夜の昆虫観察会」(重井薬用植物園との共催)
             場所:重井薬用植物園内

  恒例の夜の虫探しです。最初の説明の頃にはまだ明るかった空が、注意事項や危険箇所の説明をしっかり聞いたあとぐらいにはすこしずつ暗くなってきました。虫を集めるライトトラップも今年はいろんな環境のところに3か所設置、糖蜜による採集デモストレーションもありました。
 薄明るいうちはトンボ類が上空や池回りを飛びまわり、暗くなってからはカブトムシ雄を木で捕獲した方がいたり、アブラゼミの羽化も2か所でみつけたり、ムカデと蜘蛛の対決があったり、大きなスズメガ類におどろいたり、コガネムシがどっさり光に集まったりと、昼とはまた違った様子の雑木林の虫探しを楽しみました。

最後に植物園ボランティアの方が育てたカブトムシのお土産もいただき、楽しい昆虫観察会でした。

さあ、出発。まだ薄明るいですね。観察のメイン湿地エリアの雑木林に移動中です。

紫外線と蛍光ランプによるライトトラップ。コガネムシ類やハネカクシ類、蛾類などあつまってきました。

   

おっと、いましたか、カブトムシ雄!

アブラゼミの羽化の真っ最中みっけ。観察会が終わる頃にはしっかり羽が伸びた様子も見られました。

 

昆虫標本の貸出をしています

 

 倉敷昆虫館では、標本の貸出もしています。

 倉敷昆虫館の所蔵標本のなかで、データがないものなど標本としては使えないものを集めて貸し出し用の標本箱を作りました。現在はチョウ類・カミキリムシ類・甲虫類・バッタ類・トンボ類など少しずつ並べたものがあります。これからもバッタなど種類を増やしていく予定にしています。さっそく、2020年6月には倉敷市内の保育園から5箱貸出希望があり、園児たちにに見ていただく機会がありました。

 ご興味のある方、貸出ご要望の方は、倉敷昆虫館までご連絡&ご相談ください。

     

貸し出し用 昆虫標本の例

 

「岡山県のレッドリスト昆虫」展示更新について

 

 今回の「岡山県レッドデータブック2020(以下RDB2020と略)」の最大の特徴は、前回の「岡山県レッドデータブック2009(以下RDB2009と略)」と比較して対象となる昆虫が172種から265種と約1.5倍にもなったことです。残念ながら新たに3種が「絶滅」になってしまいました。以下、「絶滅危惧T類」が+13種、「絶滅危惧U類」が+31種というように大幅に増加しています。「留意」のみが−34種ですが、これは上位のカテゴリーに移行していったためであり、決して好転しているわけではありません。

  これら増加した種を分析してみますと、草原性昆虫と水生昆虫が大変目立ちます。例えば今回「絶滅」となったチョウ2種は草原性のものであり、他の昆虫でもこの傾向が見られます。水生昆虫では、ゲンゴロウの仲間がRDB2009の8種から、RDB2020では一気に21種に増加しました。水辺を生活の場とするトンボの仲間も同様です。この草原と水辺という2つの環境は深い山の中にではなく、身近な里山にあるものです。里山の崩壊が進むにつれ昆虫の生息環境はますます悪化し、今後RDB対象の昆虫がさらに増えていくのではと懸念されています。

  今回のRDB2020の発行を受けて、倉敷昆虫館ではこのコーナーの展示を新しくしました。しかし展示スペースから、最大でも95種程度が限界です。

そこで ●「絶滅」と「絶滅危惧T類」は当館に標本がある限りすべてを展示
     ●「絶滅危惧U類」と「準絶滅危惧」は一般の方にもよく知られているものを選定。
         (タガメやハッチョウトンボなど)
     ●「情報不足」と「留意」のカテゴリーの種は残念ですが展示していません。
 なお個々の昆虫の紹介については、今後倉敷昆虫館FBに掲載していきますので、ぜひご覧になってください。

 これらの展示を通じて来館者の皆様のご理解が深まり、岡山県の昆虫の保護につながっていけばと願っています。

 岡山県版レッドデータブック2020

岡山県レッドデータブック2020年度  (2020年5月26日現在)
岡山県のレッドリスト昆虫 最新版(PDF)
(比較あり)
岡山県レッドリスト2009年度版と 環境省レッドリスト2020年度版

 

 
 
 
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倉敷昆虫館 〒710-0051 岡山県倉敷市幸町2-30 しげい病院1階 電話:086-422-8207 メールアドレス:kurakon@shigei.or.jp