
昆虫館のニュースです。
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● 2022年「みんなでたんけん!夜の昆虫観察会」が開催されました! |
2022年7月30日(土) 「みんなでたんけん!夜の昆虫観察会」(重井薬用植物園との共催)
場所:重井薬用植物園内
恒例の夜の虫探しです。最初の説明の頃にはまだ明るかった空が、注意事項や危険箇所の説明をしっかり聞いたあとぐらいにはすこしずつ暗くなってきました。虫を集めるライトトラップも今年はいろんな環境のところに3か所設置、糖蜜による採集デモストレーションもありました。
薄明るいうちはトンボ類が上空や池回りを飛びまわり、暗くなってからはカブトムシ雄を木で捕獲した方がいたり、アブラゼミの羽化も2か所でみつけたり、ムカデと蜘蛛の対決があったり、大きなスズメガ類におどろいたり、コガネムシがどっさり光に集まったりと、昼とはまた違った様子の雑木林の虫探しを楽しみました。
最後に植物園ボランティアの方が育てたカブトムシのお土産もいただき、楽しい昆虫観察会でした。
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さあ、出発。まだ薄明るいですね。観察のメイン湿地エリアの雑木林に移動中です。 |
紫外線と蛍光ランプによるライトトラップ。コガネムシ類やハネカクシ類、蛾類などあつまってきました。 |
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おっと、いましたか、カブトムシ雄! |
アブラゼミの羽化の真っ最中みっけ。観察会が終わる頃にはしっかり羽が伸びた様子も見られました。 |
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● 2021年「秋の!むしをつかまえてみるかい!」が開催されました! |
2021年9月18(土) 「秋の!虫をつかまえてみるかい!」(重井薬用植物園との共催)
場所:重井薬用植物園内
草原のバッタ類やカマキリ類や池や湿地でのトンボ類がメインでしたが、ほとんど子どもがカマキリを探していて、カマキリが思いのほか人気がありました。夏はクワガタムシやカブトムシ、秋はカマキリと、他の虫よりかっこよいものに興味のある子どもたちが多いですね。TVの番組のカマキリ先生が子どもたちに人気があることに関係ありそうです。今回の採集会で確認されたバッタ類は10種、トンボ類は5種の計15種でした。(岡本)
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● 2021年「夏のむしをつかまえて みる かい!」が開催されました! |
2021年8月7日(土) 「夏の虫をつかまえて みる かい!」(重井薬用植物園との共催)
場所:重井薬用植物園内
倉敷昆虫同好会のトンボが専門の守安敦氏を講師に開催されました。(昆虫館からは岡本が参加)
今年は、天候のせいか虫の数は少なかったようですが、ほとんどの子どもたちがトンボやバッタやカマキリなどを捕まえることができ満足そうでした。 (岡本)
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● 昆虫標本の貸出をしています |
倉敷昆虫館では、標本の貸出もしています。
倉敷昆虫館の所蔵標本のなかで、データがないものなど標本としては使えないものを集めて貸し出し用の標本箱を作りました。現在はチョウ類・カミキリムシ類・甲虫類・バッタ類・トンボ類など少しずつ並べたものがあります。これからもバッタなど種類を増やしていく予定にしています。さっそく、2020年6月には倉敷市内の保育園から5箱貸出希望があり、園児たちにに見ていただく機会がありました。
ご興味のある方、貸出ご要望の方は、倉敷昆虫館までご連絡&ご相談ください。
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貸し出し用 昆虫標本の例 |
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● 「岡山県のレッドリスト昆虫」展示更新について |
今回の「岡山県レッドデータブック2020(以下RDB2020と略)」の最大の特徴は、前回の「岡山県レッドデータブック2009(以下RDB2009と略)」と比較して対象となる昆虫が172種から265種と約1.5倍にもなったことです。残念ながら新たに3種が「絶滅」になってしまいました。以下、「絶滅危惧T類」が+13種、「絶滅危惧U類」が+31種というように大幅に増加しています。「留意」のみが−34種ですが、これは上位のカテゴリーに移行していったためであり、決して好転しているわけではありません。
これら増加した種を分析してみますと、草原性昆虫と水生昆虫が大変目立ちます。例えば今回「絶滅」となったチョウ2種は草原性のものであり、他の昆虫でもこの傾向が見られます。水生昆虫では、ゲンゴロウの仲間がRDB2009の8種から、RDB2020では一気に21種に増加しました。水辺を生活の場とするトンボの仲間も同様です。この草原と水辺という2つの環境は深い山の中にではなく、身近な里山にあるものです。里山の崩壊が進むにつれ昆虫の生息環境はますます悪化し、今後RDB対象の昆虫がさらに増えていくのではと懸念されています。
今回のRDB2020の発行を受けて、倉敷昆虫館ではこのコーナーの展示を新しくしました。しかし展示スペースから、最大でも95種程度が限界です。
そこで ●「絶滅」と「絶滅危惧T類」は当館に標本がある限りすべてを展示
●「絶滅危惧U類」と「準絶滅危惧」は一般の方にもよく知られているものを選定。
(タガメやハッチョウトンボなど)
●「情報不足」と「留意」のカテゴリーの種は残念ですが展示していません。
なお個々の昆虫の紹介については、今後倉敷昆虫館FBに掲載していきますので、ぜひご覧になってください。
これらの展示を通じて来館者の皆様のご理解が深まり、岡山県の昆虫の保護につながっていけばと願っています。
岡山県版レッドデータブック2020
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● 2020年「夏の!むしをつかまえてみるかい!」が開催されました! |
2020年8月1(土) 「夏の!虫をつかまえてみるかい!」(重井薬用植物園との共催)
時間: 8:00〜10:00 場所:重井薬用植物園内
倉敷昆虫同好会のトンボの専門家である守安敦(つとむ)氏を講師に迎え、倉敷昆虫館・岡本館長、重井薬用植物園・片岡園長と植物園ボランティアの方のご協力の下開催されました。
「はじめての虫とり」に挑戦する子どものための観察会、できるだけ涼しい早朝からの短い時間の開催時間でしたが、みなさん親子で虫とりに夢中でした。
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● 2020年「みんなでたんけん! 夜の昆虫観察会」が開催されました! |
2020年7月25(土) 「みんなでたんけん! 夜の昆虫観察会」(重井薬用植物園との共催)
時間:19:00〜21:00 場所:重井薬用植物園内
まだ梅雨あけず雨が心配されましたが、曇りのち晴れの天気になりました。 昼間とは違った顔ぶれの虫たちも夜になると動き回るものも出てきます。 こん虫や生き物たちをさがして、夜の植物園のたんけんに出発です! ライトトラップ(ひかりで虫をあつめるほうほう)も出現、解説を聞きながら園内の虫たちを探しました。
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● 第19回「11月3日は自然史博物館まつり」に倉敷昆虫館コーナーを出展しました! |
2019年11月3日に倉敷市立自然史博物館で開催されました「博物館まつり」に、私たち倉敷昆虫館は参加しました。
今年のテーマは3つです。
”虫の宝石”、
”チョウの触角は「線状」なのに、ガはなぜ「くし型」が多いの?”
”ちっちゃいけど大きくしてみると「へんな虫&かっこいい虫」”
メタリックな構造職を持つとても美しい昆虫に光を当てたり拡大してて観察したり、触角の不思議をくらべたり、小さな昆虫のふだん気がつかないすごい姿など見ていただきました。
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たくさんの顕微鏡で昆虫の色んな部分をアップで観察 |
初めての顕微鏡体験の子どもたちもいて、見て感動。 |
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● 文化講演会「昆虫の体ふしぎ発見4」が開催されました! |
2019年7月20日、夏休みに入ってすぐの講座がしげい病院かわせみホールで開催されました。。今回注目するのは昆虫の顔! クイズをしたり顕微鏡を見ながら昆虫の体の不思議に迫りました。
普段は昆虫を捕まえても、上から眺めることが多いのではないでしょうか。顔を正面から見るとどんなだっけ? と思い出せなかったり…。
生活の仕方で昆虫の顔の部分は特徴がよく出ているのも分かりました。ゴキブリの顔やカブトムシの顔、タガメの顔とか、ユニークな顔がたくさん並んでいて、眼0の位置とか数、口の様子とか、普段見ていなかった昆虫の顔がとても興味深かったです。
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テキストの昆虫の顔クイズ、わかるかな? |
顕微鏡で実物を見てみます。 |
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クイズの答えもアップで見てみたら分かりました! |
なるほど! カブトムシやカマキリのの正面顔よく描けてますね。 |
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