病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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標本の紹介
 
 

オオキトンボ
Sympetrum uniforme


腹長 31-34mm 後翅長 34-38mm

[環境省 RDB カテゴリー:絶滅危惧TB類]
[岡山県 RDB カテゴリー:絶滅危惧T類]

 日本では、本州、四国、九州に分布しており、産地は局所的で、県内でも吉備郡真備町(現倉敷市真備町)と久米郡内(目撃)での記録があるのみです。このうち、真備町箭田の高津池では1979年〜1984年にかけての総合公園の土地造成のため、トンボの生息に適した池の北側が埋め立てられたため生息地を追われこの池では絶滅しました。したがって、1983年の標本は高津池におけるほぼ最後に近い個体ともいうべき貴重なものです。
 近年県内からの記録がなく絶滅したと思われていましたが、2006年10月に23年ぶりに瀬戸内市の塩田跡地の池で発見され、写真に収められたものが新聞で紹介されました。また、2009年10月には岡山市と総社市で相次ぎ再発見され、生息が確認されています。これら貴重な生息地をぜひ残したいものです。

 

オオキトンボ 1961年 吉備郡真備町箭田(現 倉敷市)

 
▲1961年 吉備郡真備町箭田(現 倉敷市)
 

 
【当館所蔵のその他の標本】
・1983年 吉備郡真備町箭田(現 倉敷市)

 

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