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重井薬用植物園
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植物園便り

山野草愛好家グループ「やまもも会」方々が見学に来られました(2010.7.1)

6月14日(月),古屋野 前園長の所属する山野草愛好家グループ「やまもも会」方々14名が植物園の見学に来園されました。午前中は,総社市のヒイゴ池湿地にて自然観察されるとのことでしたが,ヒイゴ池湿地は,高速道路の建設により消滅の危機にあったものを重井博 前創和会理事長(故人)が中心となって,建設計画を変更するよう運動を行った結果,現在の形でまもられた,重井薬用植物園にも非常に縁の深い場所ですので,片岡園長もヒイゴ池湿地に同行し,トキソウやカキラン,カモノハシ,ウメモドキ,モウセンゴケなどの花を観察しました。

なお,モウセンゴケの花は,晴れた日の午前10時~12時頃にしか咲かないという非常に観察難しい花なのですが,朝方は曇っていた空が観察を開始した頃にはだんだんと太陽が顔をのぞかせたため,タイミング良く花を観察することができました。また,ハッチョウトンボもしっかりと観察することができました。

午後からは薬用植物園に移動して食事をとった後,植物園の湿地の見学を行いました。植物園の湿地では,咲き始めたオグラセンノウ(環境省RL:絶滅危惧ⅠB類,岡山県RDB:絶滅危惧Ⅰ類)の花や,ノハナショウブ,ノアザミなどの花がみられました。湿地以外の場所では,シモツケ(岡山県RDB:絶滅危惧Ⅱ類)の花や,「郵便の木」として有名なタラヨウの葉などを観察しました。 温室のある区画では,ちょうど満開となっていたマルバコウツギ(岡山県RDB:絶滅危惧Ⅱ類)の九州産の株と岡山産の株の違いを観察し,しげい病院の「緑のカーテン」用に提供したシカクマメの苗が余っていたのでお土産にしていただき,解散となりました。

ポット内のアサザを観察。 足元にはホソバヤマジソの芽生え。 満開のアサツキの花を観察
▲午前中はヒイゴ池湿地で自然観察。 ▲体長2cmほどの小さなトンボ,ハッチョウトンボも観察できました。
ワラビを取る代わりにセイタカアワダチソウを抜いてもらう 湿地で咲き始めたトキソウ
▲晴天の日の午前中にしか開花しない,モウセンゴケの花。直径は6~7mmほど。 ▲植物園内で,「郵便の木」タラヨウの葉を観察。

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