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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

7月の活動(2017.8.17)

園長からの一言

26日:開花したヤチシャジン 7日:温室エリアの池に侵入したアイオオアカウキクサ(雑種アゾラ)と思われるもの
26日:開花したヤチシャジン 7日:温室エリアの池に侵入したアイオオアカウキクサ(雑種アゾラ)と思われるもの

中国地方は19日に梅雨明けをしましたが、その前後から気温は連日30℃を超える日が続きました。とくに植物園は周辺の地形の関係か、倉敷地域のアメダスの値より高い場合が多く、晴天の日には35℃を超えることも珍しくありません。温室内ともなれば、容易に40℃を超えてしまいますので、なんとか温度を下げるべく、業務用の扇風機や、ミスト潅水の回数、タイミングを工夫するなどしています。園内の見学についても、日中は蒸し暑く熱中症の危険も高くなる時期ですので、定例観察会などは熱中症のリスクを軽減するためにも夜間の開催として、普段は見ていただけない夜に咲く花などを見て頂いています。29日には、倉敷昆虫館と共催で、恒例の夜間昆虫観察会を開催しました。蒸し暑くライトトラップには適した夜だったにも関わらず、例年よりは飛来昆虫が少なかったようですが、樹液に来ているカブトムシを見つけたり、マツの幹で休んでいるセミを観察したりと、夜ならではの発見もあったようです。

その他、大分県立日田高校からの依頼で、研究用サンプルとして植物園のミツガシワを提供しました。おりしも、大雨で大きな被害が出た時期と重なり、届くかどうか心配しましたが、無事に届いて予定通り実験を開始できたとのことで、安心しました。また、湿地エリアの池では、これまで確認されていなかった、アイオオアカウキクサ(雑種アゾラ)を確認しました。アイガモ農法などの餌として使用されるもので、近隣のため池から、しばしば飛来するカルガモやアオサギなどの脚などに付着して侵入したものと思われます。環境によっては大繁殖し、他の水草の生育を阻害するため、要注意の水草ですが、今のところはそれほど増殖していないため、とりあえずは継続観察のみすることにしています。

 

来園者(見学者)総数:107
見学・観察会等 (71名)
7/5 来園1名(倉敷市自然史博物館友の会 会員,昆虫飼育用のエサとするため、園内ノアザミの葉を採取に来園)
7/6 来園1名(倉敷野鳥の会 会員,8/8の講演依頼の説明に来園)
7/7 来園1名(倉敷市,カワラケツメイの苗が欲しいとのことで来園)
7/12 来園1名(倉敷市,生物のことについて質問に来園)
7/15
定例観察会「植物園を楽しむ会64(夏宵の忘れ草を楽しむ)」開催,参加者30名

15日:植物園を楽しむ会64「夏宵の忘れ草を楽しむ」ヤブカンゾウを観察 15日:植物園を楽しむ会64「夏宵の忘れ草を楽しむ」咲き乱れるユウスゲの観察

7/19 来園1名(倉敷市立自然史博物館友の会 会員 カワラケツメイのポット苗引き取りに来園)
7/29 「ひかりに集まれ! 夜の昆虫観察会」開催,参加者36名(保護者含む)

29日:「ひかりにあつまれ!夜の昆虫観察会」アベマキの樹液に来ていたカブトムシ  29日:「ひかりにあつまれ!夜の昆虫観察会」ライトトラップの様子

その他の来園者
ボランティア・・・のべ36名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動

7/1 自然保護活動・自然観察会「夏の草原保全と観察会」,参加者13名(真庭市蒜山上徳山)

1日:「夏の草原保全と観察会」サクラソウ自生地の草刈り作業の様子 1日:「夏の草原保全と観察会」サクラソウ自生地の草刈り作業の様子

7/21 21日:外来食虫植物の駆除作業(倉敷美しい森)外来食虫植物 駆除作業(倉敷美しい森)+定期調査プロット設置作業
7/23 倉敷美しい森 モウセンゴケ類 生育状況調査
7/29 29日:昆虫館 岡本館長の文化講演会しげい病院文化講演会「昆虫の体 ふしぎ発見3~親子で体験 昆虫を顕微鏡で見てみよう~」参加
7/30 希少植物 自生地 状況確認調査(倉敷市内)

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など

7/8 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館)
7/11 第2回 岡山県野生動植物調査検討会 植物部会 出席(岡山県庁)
7/19 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市役所)

 

マスコミ取材、情報提供など

7/5 山陽新聞倉敷本社 記者 「重井薬用植物園の四季」用の写真撮影(ユウスゲ)に来園
7/8 山陽新聞朝刊 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(シロツメクサ)掲載
7/10 山陽新聞朝刊 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(ユウスゲ)掲載
7/12 山陽新聞朝刊 「泉」欄(読者投稿欄),「雑草」との題で、「重井薬用植物園の四季」についての投稿あり。
7/13 山陽新聞倉敷本社 記者 「重井薬用植物園の四季」用の写真撮影(カラスウリ,ツキミソウ)に来園
7/26 山陽新聞朝刊 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(カラスウリ)掲載

 

園内の管理作業など

温室エリア
12日:温室エリア池のミツガシワの掘り上げ 草刈り作業(温室北広場,観察路,市道)/除草作業(カワラケツメイ植栽地)/外来植物駆除(除草剤塗布)作業(アレチヌスビトハギ,メリケンカルカヤ)/刈草 収集・焼却/池内部 ミツガシワ掘り上げ(寄贈のため)/植物植え替え(マルバオモダカ,ヤナギタンポポなど)/屋外プランター管理作業(水やり)
湿地エリア
外来植物駆除(除草剤塗布)作業(アレチヌスビトハギ,メリケンカルカヤ)/草刈り作業(観察路,ユウスゲ前広場,中広場~奥広場西側,東側フェンス外部)/刈草 収集・焼却
その他
  • 刈払機 チップソー研磨

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)

寄贈等
  • 12日:大分県立日田高校へ、研究用サンプルとしてミツガシワ寄贈 植物園→外部
    • 2日: 七夕用ササ、しげい病院・附属病院に寄贈
    • 12日:ミツガシワ植物体,種子を大分県立日田高等学校へ研究用サンプルとして送付
    • 19日:カワラケツメイ苗,種子(&栽培解説),樹液に来ていたカナブンを、倉敷市立自然史博物館の特別展用に寄贈。
  • 外部→植物園
    • 6日:しげい病院の七夕飾り(ササを寄贈)2日:七夕用のササを採取させて頂く(倉敷市真備町下二万 金峯寺)
随時 植物園WEBサイト更新
  • 5日:湿地エリアのネジバナの花6日:「現在の見ごろ植物」(ネジバナ,ユウスゲ)
  • 15日:「植物園便り」(6月の活動)
  • 16日:「現在の見ごろ植物」(コオニユリ,ノカンゾウ,タヌキマメ)/「園内花アルバム」(ユウゲショウ)
  • 28日:「お知らせ」(9/10「トンボをつかまえてみるかい!」,9月「植物園を楽しむ会」要項)

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