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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

9月の活動(2019.10.24)

園長からの一言

20日:秋空に咲いたミズアオイ 12日:満開となったミズトラノオ
20日:秋空に咲いたミズアオイ
12日:満開となったミズトラノオ

9月に入り、朝夕は涼しさを感じるようになってきたものの、中旬までは植物園の温度計で35℃を超える日が続いていましたが、中旬以降はやや気温が下がってきました。とはいえ、下旬になっても30℃を超える高温の日が続きましたが、園内の花々は、ミズトラノオは咲き出しがやや遅めで一気に咲き、咲き終わりも早かったのですが、ミズアオイは咲き出しが遅く、20日頃になってようやく咲き出すなど、植物によって反応が様々です(気候だけでなく、水やりの頻度など管理上の要因もあるので、一概には言えませんが…)。

「植物園を楽しむ会」を開催予定だった22日(日)には、台風17号の接近が予測されたため、楽しむ会の開催を28日(土)に延期しました。幸いなことに、台風は予想よりやや北よりの進路を進み、雨は降ったものの、園内には特段の被害はなく、楽しむ会も延期による混乱もほとんどなく、28日には20名の参加者の方々に、ちょうど開花したミズアオイの花を楽しんでいただくことができました。植物園を楽しむ会の開催翌日には、午前中は「秋の!虫をつかまえてみるかい!」を開催し、午後はイオン倉敷の「チアーズクラブ マスカット隊」が環境学習に来園し、草刈り体験をしてもらい、一日、子供たちの声が園内に響くにぎやかな一日となりました。

「秋の!虫をつかまえてみるかい!」の直前には、温室エリアの観察路わきのサカキに、ヒロヘリアオイラガの幼虫が大発生しているのを発見し、慌てて駆除しました。ヒロヘリアオイラガは、元は中国南部やインドなどに分布している外来種ですが、在来のイラガ類よりずいぶんと発生する(幼虫が食べる)植物が幅広いようで、よく発生する植物以外にも、今回のサカキのように、時に「これも?」という植物に発生するので、かなり困りものです。見学者の方に安心して観察を楽しんでいただくためにも、園内の日ごろの見回りも怠らないようにしたいと思います。

 

来園者(見学者)総数:210
見学・観察会等 (162名)
9/4 4日:農研機構 種苗管理センター西日本農場 職員 来園(園内のフジバカマの観察中)来園2名(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)種苗管理センター西日本農場 職員,フジバカマなどヒヨドリバナ類の見分けについて相談に来園)
9/8 見学1名(岡山市,秋の七草について)
9/11 来園2名(藤木工務店 職員2名,フェンス修理箇所について下見に来園)
9/12 12日:愛媛薬草愛好会 見学見学37名(愛媛薬草愛好会)
来園1名(倉敷市立自然史博物館友の会 前会長 榎本氏,ミズアオイ観察会関係の相談に来園)
9/20 来園1名(総社市,植物について質問に来園)
9/21 来園1名(京都大学大学院 博士課程学生,岡山県内のハチクの開花状況について調査のため来園)
9/25 見学4名(岡山市2,倉敷市1,広島県広島市1)
9/28 定例観察会「植物園を楽しむ会90(秋空に咲くミズアオイを楽しむ)」開催(8~10時,台風による悪天候の予測のため22日から延期開催),参加者20名

28日:植物園を楽しむ会90「秋空に咲くミズアオイを楽しむ」 28日:植物園を楽しむ会90「秋空に咲くミズアオイを楽しむ」

9/29 「秋の!虫をつかまえてみるかい!」開催(10~12時),参加者44名(うち子供22名、+講師3名)

29日:「秋の!虫をつかまえてみるかい!」温室エリアでの虫捕りの様子 29日:「秋の!虫をつかまえてみるかい!」講師の守安先生によるトンボの解説

イオン倉敷チアーズクラブ マスカット隊45名 来園(植物について学習・草刈り体験など)

29日:イオン倉敷チアーズクラブ マスカット隊 草刈り体験の様子 29日:イオン倉敷チアーズクラブ マスカット隊 大きな草束を持ち上げての記念撮影

その他の来園者
ボランティア・・・のべ48名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
9/15 15日:自然史博物館友の会 ミズアオイ観察会(倉敷市加須山)倉敷市立自然史博物館友の会 自然観察会 ミズアオイ観察会 参加(倉敷市加須山)

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
9/11 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市役所)
9/14 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館)

 

マスコミ取材、情報提供など
9/4 読売新聞 大阪本社 岡山支局記者,ハスの花の咲き方について、質問に来園
9/10 12日:RSKラジオ「あも~れ!マッタリーノ」スタジオ出演(岡山市表町)RSKラジオ「あも~れ!マッタリーノ」スタジオ出演(9/29「秋の!虫をつかまえてみるかい!」告知,岡山市表町 RSKらじお本舗)
9/19 12日:植物園ならでは?マメ科のツルマメという植物で作った「雑草カーテン」創和会広報誌はぁもにぃ10月号に「植物園の雑草カーテン」寄稿
9/29 倉敷ケーブルテレビ,「秋の!虫をつかまえてみるかい!」取材

→同日夕方のKCTニュースにて放映・KCTウェブサイトにて動画公開(契約者のみ視聴可)

 

園内の管理作業など
温室エリア

草刈り(刈払機)作業(温室南~エリア南観察路,温室北広場,市道,オキナグサ植栽地,池北~東側,北側フェンス外側,その他園地)/手刈り・草取り作業(温室南フェンス内側,オオバウマノスズクサ・コバノフジバカマ・ホソバヤマジソ・アサツキ 植栽地周辺,温室南ススキ株,チョウジガマズミ・ウラジロウツギ・八重ザクロ,ダイオウグミ・コムラサキ・セイタカヨシ 株周り,水草プランター周り,鉢植え植物 鉢内部)/刈草 収集・焼却/植物植え替え(蒜山産ユウスゲ,フジバカマ苗,キキョウ苗)/カワラケツメイ採集・乾燥(オキナグサ・コバノフジバカマ・ホソバヤマジソ 植栽地)/植物種子採集(ヤナギタンポポ,ミカワシンジュガヤ,カザグルマ,ヤブツルアズキ,カワラケツメイ)/入口わき アケビ・ケテイカカズラ 剪定/マルバコウツギ周りヒオウギ株 掘り上げ/使用済み用土 フルイかけ(再利用のため)

湿地エリア

草刈り(刈払機)作業(木道デッキ~階段 周辺,キビヒトリシズカ植栽地,ユウスゲ前広場,ユウスゲ植栽地)/手刈り・草取り作業(ミソナオシ 株回り,南側フェンス外部 つる切り)/刈草 収集・焼却/植物種子採集(ユウスゲ)/外来植物駆除作業(アレチヌスビトハギ)

その他
  • 15日:いろいろな植物を食害するうえ、刺されると痛いので困りもの、ヒロヘリアオイラガの幼虫3日:事務所・倉庫(旧事務所)裏 アシナガバチ巣 駆除
  • 15日:駐車場 除草剤散布作業
  • 19日:しげい病院 感染対策院内全体研修会 参加
  • 27日:9/29「秋の!虫をつかまえてみるかい!」保険契約手続き
  • 随時:ヒロヘリアオイラガ 幼虫 駆除(アケビ・コブシ・サカキなど)
  • 随時:種子精選(ムラサキ,ヤナギタンポポ,カワヂシャ,ミカワシンジュガヤ,ユウスゲ)
  • 随時:鉢植え植物,水草プランター 水やり

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 7日:岩手医科大学 薬学部の方にミソナオシ枝を研究用サンプルとして提供
    • 28日:「植物園を楽しむ会」参加者の方(希望者)に、ヒオウギ株をプレゼント
  • 外部→植物園
    • 4日:植物園ボランティアの方より、カリガネソウ(新見市産,自宅にて栽培していたもの)1株 受領
    • 29日:昆虫館職員の方より、オトコゼリ(高梁市産)2株を受領
随時 植物園WEBサイト更新
  • 7日:「お知らせ」(9/10 RSKラジオスタジオ出演 告知)
  • 12日:「お知らせ」(10月「植物園を楽しむ会」開催要項,10/19「草活しようぜ!虫の原っぱづくり大作戦・秋」開催要項)
  • 14日:「お知らせ」(29日「秋の!虫をつかまえてみるかい!」申込み締め切りの告知)
  • 20日:「お知らせ」(9月「植物園を楽しむ会」、22日から28日に延期開催の告知)
  • 21日:「植物園便り」(8月の活動)/「現在の見ごろ植物」(ミズアオイ)
  • 28日:「園内花アルバム」(サギソウ 改訂)

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