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探してみよう!身近な植物

カキノキ(カキノキ科)の花を観察しよう! (2021.5.16)

淡黄色のスズランのような花が葉の下に隠れるように咲く。 訪花したマルハナバチの仲間。どんな昆虫がきているかも観察してみよう。

カキノキ(カキ)は、日本全国(本州、四国、九州)で古くから栽培される落葉高木で、様々な園芸品種があります。中国原産ともいわれますが、学名は、Diospyros kaki で、日本語の「カキ」の名から付けられています。秋に実る果実は多くの人が知っていますが、5~6月頃に咲く花を観察したことがある人は意外に少ないのではないでしょうか。釣り鐘形をした淡黄色のかわいらしい花ですが、葉の下に隠れるように咲いているので、人にとっては気付きにくい花ですが、多くの昆虫が訪花しています。雌雄異花(雄花と雌花がある)ので、花の違いにも注意して観察してみてください。

コナスビ(サクラソウ科)を探してみよう! (2021.5.16)

サクラソウとは似ていない黄色の花だが、よく見るとかわいらしい花である。 しばしば草刈りをされるが、それほど他の草が茂っていないような場所に良く見られる。

コナスビは道ばたや畑などのあぜ、庭などで比較的普通に見られる多年草ですが、地面を這うように茎を延ばして広がり、あまり目立つ花ではありません。5~6月頃、直径5~7mm程度の黄色の花を咲かせます。花冠はふつう深く5裂し、花弁(花びら)が5枚あるようにみえます。名前は果実が小さな丸型のナスビを思わせることに由来するとされますが、ナスの仲間(ナス科)ではなく、サクラソウ科の植物です。果実が本当にナスににているかどうか、ぜひ観察してみてください。

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