園長からの一言
![]() 28日:ジョウビタキ(雄)の飛来 |
![]() 16日:湿地エリアで出会った傷ついたオオタカ |
月初めは最高気温が30℃を越え、まさかの真夏日となる日がありました(植物園での計測による)が、月末にかけてだんだんと気温が低下し、気象庁のアメダス(倉敷)のデータを見ると、気温は月の平均値としては平年並みだったようです。その割には、比較的暖かかった印象が強かったのですが、降水量は平年の37%程度とかなり少なく、どうも秋晴れの日が多かったということのようです。そのため、「植物園を楽しむ会」や見学者の方にも、天気が悪いと花が開かない、スイランやリンドウなどの花を存分に見てもらうことができました。一方で、様々な植物の結実も順調に進み、栽培している様々な植物の種子を採集、精選して保存する作業にも追われました。
15日には、総社市が開催した「鬼城山外来植物一掃大行動」に講師の一人として参加し、メリケンカルカヤ、セイタカアワダチソウ、ブタナ、アレチヌスビトハギなどの外来植物の見分け方や、引き抜き時の注意点などについて解説を行いました。また、作業終了後には、希望者を対象に、周辺の自然観察を行いました。植物園内でもセイタカアワダチソウをはじめ、外来チチコグサ類など様々な外来植物が生育していますが、放置すると植栽している絶滅危惧植物などにも悪影響がありますので、出来る限り駆除を行うようにしています。しかし、園外にも普通に生育していることもあって完全に根絶することは難しく、個体数を減らすことで植栽している植物や在来植物への影響が軽減されるように管理を行っています。
また、16日には、湿地エリア内で、目立ったケガなどはないものの、翼を傷めて飛べなくなった様子のオオタカに遭遇しました。1人では捕まえることが難しく、しばらく観察していると、園外の山中に逃げ込んでいってしまったので、保護はしませんでしたが、植物園内では初めての確認となりました。植物園周辺に、オオタカが生息できる自然環境が残っているということの証拠でもあり、今度は大空を舞う姿を見られたらと思っています。
見学・観察会等(36名) | |
10/4 | 来園1名(山陽新聞 倉敷本社記者、「重井薬用植物園の四季」植物写真撮影に来園) |
10/7 | 来園2名(KSB瀬戸内海放送、取材に来園) |
10/14 | 来園1名(植物愛好家の方,絶滅危惧植物種子の寄贈に来園) |
10/16 | 見学1名(真庭市,主にヒメガマについて質問) |
10/20 | 見学4名(倉敷市3,総社市1) |
10/22 | 定例観察会 植物園を楽しむ会122「蓼の花彩る野路を楽しむ」開催,参加者11名
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10/29 | ![]() |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ50名 |
10/1 | ![]() |
10/15 | 鬼城山外来植物一掃大行動 参加(講師),(総社市)
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10/18 | 「未来に残したい草原の里100選」選定記念フォーラム(オンライン視聴) |
10/24 | 東中国山地自然史研究会 鏡野町 植生調査(鏡野町) |
10/26 | SAVE JAPANプロジェクト 草原保全活動 事前説明会(講師)(オンライン) |
10/8 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
10/7 | KSB 瀬戸内海放送「News Park KSB」内「みんなのハテナ」コーナー(「なぜ秋に紅葉する?」「樹木により色が異なる理由は?」植物の専門家に聞いてみた)に園長出演 |
10/14 | ![]() |
10/27 | 山陽新聞 倉敷総社圏版「重井薬用植物園の四季」(オギ)掲載 |
温室エリア |
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湿地エリア |
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その他 |
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寄贈等 |
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植物園 WEBサイト 更新 |
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