園長からの一言
![]() 4日:入職のお祝いに駆けつけた? カワセミ君 |
![]() 26日:タヌキ?に噛み切られたハウスコード(ヒモ) |
2月、3月が比較的低温傾向だった影響で、ゆっくりとした春の訪れとなりました。園内の花も平均すれば平年よりだいたい1.5週ほど遅めだったように思いますが、植物の種類によっても異なり、園内のサクラやコブシ、植物園の隣に広がる地元のモモ園のモモの木など、昨年から花芽を用意して冬越しをしている樹木などは、だいたい平年通りの時期に満開となりました。年度初めは、創和会各施設の新入職員の方々が見学に来園されるのが恒例となっていますが、4日の附属病院の新入職員の見学時には、植物園周囲のモモ園がちょうど満開の時期で、しかも来園のタイミングに合わせるようにカワセミが現れてお出迎えをしてくれるなど、幸運が重なりました。対照的に15日のしげい病院の新入職員の見学の日は昼前には一時あられが降るなど、4月にしてはずいぶんと気温が低く、来園時間も夕方と少し遅めの時間ということもあって大変寒く、予定時間を短縮して帰っていただくことになってしまいました。
植物園外での毎春恒例の保全活動、蒜山高原での「山焼き」も、過去20年ぐらいでは一番の残雪の多さで、残雪を避けながら燃やしていくことになりました。幸い、予定の3回(3か所)とも、事故無く終えることができ、参加してくれた市民ボランティアの人数も過去最高となり、ありがたく思っています。一方で、県北での山焼きが終わった直後に、岡山市南区の山林火災の鎮火宣言がようやく出たので、地元テレビ局2社からの依頼で、現地での取材に同行する機会がありました。立入禁止となっている区域には入らず、周辺を見て回っただけですが、それでも火勢の強さが十分にうかがえました。一方で、公園として普段から管理され、手入れが行き届いていただろう場所では、燃えてはいたものの、新たな植物の芽生えが姿を見せていたり、水たまりにヒキガエルのオタマジャクシがいたりと、生命のたくましさと、人が普段から適切に植生の管理をすることが、減災につながることも実感されました。植物園の案内時には、湿地エリアで「里山」とその管理の話をすることも多いので、今後の見学者への解説内容にも反映させていきたいと考えています。
見学・観察会等(141名) | |
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来園1名(倉敷市,カワセミ写真撮影に来園) | |
4/10 | 見学2名(倉敷市) |
4/11 | 見学1名(岡山市) |
4/15 | しげい病院 新入職員23名 見学(+引率職員2名)
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4/24 | 見学2名(倉敷市) |
4/25 | 来園2名(岡山理科大学 教員,ショウドシマレンギョウ標本作成のため来園) |
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定例観察会 植物園を楽しむ会152「春山の万花の艶を楽しむ」開催,参加者68名
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来園1名(倉敷市,自然観察イベント企画相談に来園) | |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ71名 |
4/5 | 真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(1回目「鳩ヶ原」山焼き),85名 参加(ボランティア,蒜山自然再生協議会 関係者等スタッフ含む)(真庭市蒜山上徳山)>
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4/20 | 倉敷市立自然史博物館 自然観察会「高梁川流域 自然たんけん」参加(総社市清音上中島 高梁川河川敷) |
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特になし |
4/7 | 山陽新聞 「エリア広域」面「山林火災起きた岡山・貝殻山 希少動植物の生態系懸念」記事掲載(片岡園長のコメント掲載) |
4/14 | RSK山陽放送「RSKイブニングニュース」、岡山市南区 貝殻山山火事跡取材同行 →同日夕方「RSKイブニングニュース」で放送/4/19 RSKウェブサイトにて動画・写真・テキスト公開 |
4/16 | 山陽新聞 「作州」面「動植物保全へ蒜山で山焼き」記事掲載(片岡園長のコメント掲載) |
4/22 | OHK岡山放送、岡山市南区 貝殻山山火事跡取材同行 →23日夕方「岡山・香川ニュース」で放送+OHKウェブサイトにて動画公開
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4/24 | 読売テレビ(大阪)「関西情報ネットten」へ、キビシロタンポポ・シロバナタンポポの写真提供 |
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温室エリア |
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湿地エリア |
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その他 |
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寄贈等 |
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植物園 WEBサイト 更新 |
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