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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

6月の活動(2025.7.19 作成)

園長からの一言

18日:温室エリアに現れた疥癬症のタヌキ
18日:温室エリアに現れた疥癬症のタヌキ
21日:開花したオグラセンノウ
21日:開花したオグラセンノウ

予測していたわけではないのですが、8日に開催した定例観察会「植物園を楽しむ会」のタイトルを「入梅(ついり)の頃の花々を楽しむ」としていたところ、翌9日に梅雨入りとなりました。雨が多い時期は屋外作業が進めにくいのですが、水やりの心配はありませんので、しばらくは安心、と思っていたら、27日に観測史上最も早い梅雨明けとなってしまいました。気温も中旬からぐっと上昇し、16日には園内の最高気温が今年初の35℃越えとなり、30日には6月にも関わらず37℃を記録しました。22日に「倉敷ハイキングクラブ」が見学に来園されましたが、早い時間帯の集合は慣れているとのことで、予約時に相談の上、朝8時から見学を受け入れました。当日は9時過ぎには気温が30℃を超える暑さとなりましたので、結果的には早めの時間帯の見学で正解だったように思います。今後は、夏期の見学受け入れについては、今回のように早い時間帯での受け入れを基本とするようなことも考えた方が良いかと感じています。

梅雨が短かったとはいえ、草刈りシーズンが始まる時期でもあり、園内の管理作業としても草刈りに励んでいますが、園外でも、倉敷市のミズアオイ自生地、真庭市蒜山地域のサクラソウ自生地、新見市の希少植物自生地と、3か所で保全活動としておもに草刈りによる保全活動を実施しました。ただ新見市での保全活動では、新見市とは思えないほどの暑さで、作業のペースが上がらず、予定していた範囲の草刈りを終えることができませんでした(7月頭にもう一回活動を実施し、作業完了しました)。また、サクラソウの保全活動では、岡山理科大学の学生実習として約20名、とミズアオイの保全活動では、倉敷芸術科学大学の学生数名に参加して頂き、若い力で順調に作業を進めることができました。今後も、様々な組織・団体と連携をしながら、保護活動を行っていければと考えています。

 

来園者(見学者)総数:127
見学・観察会等(64名)
6/4 倉敷医療生協 見学9名
6/8 定例観察会 植物園を楽しむ会154「入梅(ついり)の頃の花々を楽しむ」開催,参加者13名+KSB瀬戸内海放送 取材1名

草刈りの際に1か所刈り残しておいたシロツメクサを囲んで、シロツメクサの種子の観察をしました。 KSB瀬戸内海放送の取材がありました。 インタビューを受ける参加者の方。

来園4名(倉敷市立自然史博物館友の会幹事、温室多目的スペースを打ち合わせに使用)
6/12 はぁもにぃ倉敷からウォーキングで来園されました。植物園で休憩を兼ねて自然観察をしてリフレッシュ!はぁもにぃ倉敷 ノルディックウォーキング講座 来園・見学8名
来園2名(日本文教出版)
6/21 来園1名(岡山市,モウセンゴケ観察に来園)
6/22 熱中症対策として、朝8時から見学を受け入れました。この日、植物園では9時には30℃を超える暑さとなりました倉敷ハイキングクラブ 見学 24名(熱中症対策のため、朝8時より対応)
6/24 来園2名(倉敷市立自然史博物館友の会 行事打ち合わせに来園)
その他の来園者
ボランティア・・・のべ63名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
6/7 15日実施予定の保全活動の活動時間短縮のため、自生地の周囲の草刈りを事前に行いました。ミズアオイ自生地 保全活動準備作業(草刈り),植物園ボランティア1名参加(作業補助)
6/14 あいにくの雨模様でしたが、岡山理科大学の学生に学生実習で参加して頂き、予定通りの作業を完了することができました「夏の草原保全活動 花咲く草原の夏草刈り」開催,参加者約25名(真庭市 津黒いきものふれあいの里,蒜山自然再生協議会と共催)(真庭市蒜山上徳山)

 

6/15 「ミズアオイ自生地 保全活動」実施,参加者13名(倉敷市八軒屋)

自生地内に繁茂していたマコモやヨシなどを刈り取り、ミズアオイに日光があたるようにしました。 れまで関係者のみで活動していましたが、初めて一般参加者を募った所、岡山芸科大の学生などの参加がありました。

6/29 手刈りで慎重に作業をする必要があるうえ、この日は大変暑く、予定していた作業が終わりませんでした。希少植物自生地保全活動 実施,植物園ボランティアおよび地元団体「ビオトープを一緒につくろう会」より5名参加(新見市豊永佐伏)

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
  特になし

 

マスコミ取材、情報提供など
6/8 KSB瀬戸内海放送 植物園を楽しむ会154 取材 → 同日夕方のローカルニュース番組で放送+KSB YouTubeチャンネルで動画公開
6/12 ミズアオイの生育状況に加えて、15日に実施した、保全活動の告知をさせてもらいました。FMくらしき「ぼっけーくらしき!ラジオまるかじり」内「ハッピーリポート」ミズアオイ自生地より生中継 出演
6/29 山陽新聞新見支局,備北民報、新見市 希少植物自生地保全活動 取材

 

園内の管理作業など
温室エリア
刈払機 草刈り(圃場周囲,池西側~北側,入口わきコブシ下,水草プランター置き場周囲,温室北側広場など)/手刈り・草取りなど(水草栽培プラ船周囲,フナバラソウ株周り,入口わき郵便受け・フェンス下エビヅル・サンカクヅル つる剪定,ウマノスズクサ植栽地,アメリカセンダングサ・ウラジロチチコグサ駆除)/屋外 植物植替え(クシバタンポポ,キビシロタンポポなどタンポポ類,タカネハンショウヅル,シデシャジン,ホソバイヌタデ,シラガブドウなど約30種)/イベント展示用鉢 準備(ミズアオイ,ヤチシャジン,ツメレンゲ,ハマビシ,ヒオウギ,ユウスゲなど)/植物植栽(シラガブドウ雌株,ノカンゾウ(植栽場所変更),ジュズダマ,サツマイモ苗(圃場))/播種(ムラサキ,ミカワシンジュガヤ,ツキミソウ,ユウスゲなど約8種類,)/種子精選(キブネダイオウ,ツチグリ)/タヌキマメ植栽地・オキナグサ植栽地 ヒモ張り替え(電柵用ワイヤー入りひも使用)/水草プランター・屋外鉢・ポット水やり/エビヅル雌株 つる誘引/ヒメガマくろ移設,堆肥枠追加・堆肥積み替え,腐葉土 圃場へ撒布/刈草・除草した草 収集・フレコンバッグ詰め/圃場耕耘/東側フェンス外部側溝そうじ/使用済み園芸用土 ふるいかけ/池岸補修(使用済み用土で作成した土のう使用)/使用済み 育苗箱,スリット鉢,ビニールポット 洗浄

16日:ウマノスズクサ植栽地の草刈りを行うボランティア(丁寧にウマノスズクサを残して手刈りするのですが、しばらくたつと、ジャコウアゲハの幼虫に食べ尽くされてしまいます。) 30日:湿地エリアのユウスゲ植栽地内の除草作業(ユウスゲの花茎が伸び始める前に、ユウスゲ植栽地内の除草作業をボランティアさん総出で行いました。)

湿地エリア
刈払機 草刈り(入口~中広場 観察路,中広場東,湿地東フェンス外部,下池周囲,竹林内部,竹林下フェンス沿い,竹林奥フェンス外部,奥広場)/手刈り・草取りなど(ユウスゲ植栽地内部,下池内部イグサ)/刈草・除草した草 収集・フレコンバッグ詰め
その他
  • 6日:園内 水質定期調査(電気伝導度など)
  • 19日:おかやまSDGsフェア ブース出展について打ち合わせ(倉敷昆虫館)
  • 28日:刈払機 メンテナンス(清掃、エレメント(エアフィルター)交換)

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 15日:ヒルsp.(ミズアオイ自生地保全活動時に拾得したカメに着いていたもの) → 倉敷市立自然史博物館へ寄贈
  • 外部→植物園
    • 14日:ヤチダモ枝(真庭市蒜山地域産,片岡採集)
    • 25日:サツマイモ苗(総社市の農家の方より寄贈,イベント時に提供するため園内で栽培)
植物園
WEBサイト
更新
  • 1日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(6/15「ミズアオイ自生地保全活動」開催要項 公開)
  • 6日:「現在の見ごろ植物」(ハマビシ・ホタルブクロ)
  • 8日:「おかやまの植物事典」(「トキソウ」改訂)/「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(7/12「植物園を楽しむ会155」開催要項 公開)
  • 11日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(7/26「みんなでたんけん!夜の昆虫観察会」,8/10「夏の!虫をつかまえて みる かい!」開催要項公開)
  • 20日:「植物園だより」(5月の活動))
  • 27日:「現在の見ごろ植物」(オグラセンノウ)
  • 28日:「お知らせ」(熱中症予防の観点からの見学受け入れ基準について)

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