園長からの一言
7-8日:「おかやまSDGsフェア2025」創和会ブース出展 |
22日:今年はちょっと少なめ、サギソウの開花 |
7月に引き続いて猛暑の日々が続きました。植物園内の温度記録では、3日に今年最高気温40.2℃を記録し、8月中の猛暑日は24日にも達しました。新聞等の報道でも、今年は1989年の統計開始以降、最も暑い夏であったとのことで、植物園の生き物たちにとっても、経験したことのない暑さであったようです。月間の降水量は平年並みでしたが、無降雨の期間が長かったため、湿地エリアではショウブ池や下池が干上がった状態になり、湿地もカラカラにはならなかったものの、かなり地下水位が低下していたようです。その影響もあってか、今年はサギソウの開花が遅く、開花数も少ない印象でした。
なかなか雨が降らないと思っていたところ、10日に予定していた「夏の!虫をつかまえてみるかい!」は、雨予報のため急きょ16日に延期開催することとなりました。参加者は定員いっぱいの50名から約30名に減り、8~10時の開催時間中に気温が30℃を超える暑さでしたが、湿地エリアの奥池もほぼ干上がっていましたので、池の底に降りて、水色の複眼が美しい「ヤブヤンマ」を追いかけて捕まえることができ、歓声が上がっていました。
また、3日には、倉敷市環境学習センターの「エコサマースクール」の関連イベントとして、イオンモール倉敷で、生物系団体が集まった「倉敷でどうかしている生き物屋(イキモニスト)集めてみた」(どうモニ)というイベントが開催され、植物園も「ちょっとアブない!? トゲトゲ植物を見てみよう!」とのタイトルでブース出展をしました。さらに7・8日には、岡山市の岡山コンベンションセンターで開催された「おかやまSDGsフェア2025」に、倉敷昆虫館とともに、「社会医療法人創和会」ブースを出展しました。SDGsフェアでは、「どうモニ」と配布物や掲示物の一部は共通のものを使用しましたが、植物園の活動内容を知ってもらうことを重視し、絶滅危惧植物の生体を中心に展示しました。どちらのイベントも多くの方に来場頂くことができましたが、猛暑の夏が当たり前になりつつある昨今、夏休みのイベントは、屋外活動よりも屋内型のイベントが今後主流になるのではないかとも感じています。
| 見学・観察会等(46名) | |
| 8/10 | 来園1名(倉敷市,園内植物写真撮影に来園) |
| 8/16 | 自然観察会「夏の!虫をつかまえてみるかい!」開催(倉敷昆虫館と共催,雨のため10日より延期),参加者28名+講師2名(倉敷昆虫同好会 森安敦氏,倉敷昆虫館 岡本館長)
|
| 8/23 | 定例観察会 植物園を楽しむ会156「花咲く湿地の処暑を楽しむ」開催,参加者15名
|
| 7/26 | |
| その他の来園者 | |
| ボランティア・・・のべ55名 | |
| 8/1 | 倉敷市 環境政策課 特定外来生物ナガエツルノゲイトウ疑い情報 現地確認 同行(倉敷市) |
| 8/3 | 倉敷環境学習センター「エコサマースクール」 関連イベント「倉敷でどうかしている生き物屋(イキモニスト)集めてみた」重井薬用植物園ブース出展(「ちょっとアブない!? トゲトゲ植物をみてみよう!」/蒜山地域での草原保全活動に関連し、環境省のフサヒゲルリカミキリ保護増殖事業における普及啓発活動として中国四国地方環境事務所所有のフサヒゲルリカミキリの標本展示)(イオンモール倉敷)
|
| 8/7-8 | 「おかやまSDGsフェア2025」 倉敷昆虫館と合同で「社会医療法人創和会」ブース出展(園内で域外保全を行っているレッドデータ植物の生体展示および植物園の保全活動の紹介/8/3に引き続きフサヒゲルリカミキリの標本展示)
|
| 8/9 | 「倉敷みらい公園で生き物さがし2025年8月」開催,参加者66名(倉敷市立自然史博物館,自然史博物館友の会と共催(倉敷市寿町)
|
| 8/17 | 倉敷市立自然史博物館「自然のなんでも相談会」,外部講師として参加(倉敷市立自然史博物館) |
| 8/20 | 岡山県聴覚障害者福祉協会青年部主催 聴覚障害者向け自然観察会のための研修会 参加(くらしき健康福祉プラザ) |
| 8/9 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
| 8/31 | フジテレビ「超ド級!世界のありえない映像大賞」 放送(植物園のヒメガマの画像を提供、番組内で資料として使用) |
| 温室エリア |
刈払機 草刈り(プランター置き場周囲,温室北広場,温室南,刈草置き場,ノカンゾウ植栽地,池西側~南端園地)/手刈り・草取りなど(水草プランター置き場,サツマイモ圃場,園地全体(メリケンムグラ・ウラジロチチコグサなど),タヌキマメ植栽地(イヌハギ・アレチヌスビトハギ・セイタカアワダチソウ・ハンゲショウ),入口コブシ下(イヌハギ・ヒオウギ),温室南フェンス沿い(ヤブツルアズキ,メリケンムグラ),オキナグサ植栽地(イヌハギ),温室内通路)/蒜山産ユウスゲ実生苗 折り畳みコンテナへ入れ替え(移管準備)/植物種子精選(ガガブタ,アイアシ,シラガブドウ)/植物播種(アイアシ)/ハスモンヨトウ幼虫駆除(大賀ハス・ミズアオイ)/マルカメムシ 駆除(事務所前 緑のカーテン ツルマメ)/水草プランター・屋外鉢・ポット水やり(随時)/刈草・除草した草 収集・集積/古タケ 焼却/栽培用砂 ふるいかけ/鉢置き場 遮光ヒメガマこも設置 |
| 湿地エリア |
| 刈払機 草刈り(入口~ユウスゲ植栽地 観察路,ユウスゲ広場,ミソナオシ植栽地,木道デッキ~ショウブ池周辺)/竹林周辺刈草 収集→竹林林床にマルチング/ユウスゲ植栽地内部 シンテッポウユリ,セイタカアワダチソウ,ヨモギ 駆除作業/刈草 収集・焼却 |
| その他 |
|
|
| 寄贈等 |
|
| 植物園 WEBサイト 更新 |
|