倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 アシブトハナアブ Helophilus virgatus (1)
 

 出撃前の艦載機みたい (2010.3.20)

 山間にある日溜まりで、この個体が活動していました。生き生きしていてかっこよかったですね。成虫は早春の3月から出現し、秋の10月まで姿を見せてくれます。人里や都市環境で結構、共生しており、幼虫は汚水中で腐植物を食べ、環境浄化に貢献しています。成虫は花の蜜を求め、決して人を刺したりしません。身近な愛すべき存在です。
 幼虫は「尾長うじ」とも言われ、尾と間違われやすい呼吸管(シュノーケル)を水面に出し、空気中から酸素を取り込みます。老熟幼虫は水中から出て蛹になります。
 体長12〜16mm。九州以北の日本とロシア極東に分布しています。(青野孝昭)

アシブトハナアブ  総社市清音黒田 (2010.3.20)
総社市清音黒田 (2010.3.20)
 
 アシブトハナアブ Helophilus virgatus (2)
 

  花粉を摂っている (2011.6.8)

 シモツケの花に来ていました。よく見ると、下口式の口器を伸ばしておしべの葯から花粉を摂っています。最近、その気で観察していると、ハナアブが花粉を摂っている場面によく出会います。蜜をなめている姿よりも、花粉を摂っている場面の方が多いように思われます。私の予想外でした。(青野孝昭)

アシブトハナアブ  岡山県倉敷市酒津 (2011.6.8)
岡山県倉敷市酒津 (2011.6.8)
 
 
 

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〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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