倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ヒメキマダラセセリ Ochlodes ochraceus 
 

 雨、風は苦手だよね (2009.7.28)

 アサギマダラに会えるかと、伊吹山に行ったところ、あいにくの雨と風で、わずかに出会えたチョウは、この一匹だけ。雨に打たれ、濡れネズミならぬ、濡れセセリというのでしょうか、風の当たらぬ草陰で翅を半開きにしたまま、じっとしていました。
 幼虫の食草はイネ科、カヤツリグサ科の多くの種にわたっていて、かなり個体数の多い種と言えるでしょうね。本州、四国、九州と朝鮮半島、ロシア南東部、中国に分布が知られています。(青野孝昭)

ヒメキマダラセセリ 滋賀県伊吹山 (2009.7.28)

滋賀県伊吹山 (2009.7.28)

 

 ヒメキマダラセセリ(2) Ochlodes ochraceus

 

逆光の部分で表が透けて見えちゃった

 吉備高原山地には高山がなく、地形的には低山帯と言ってよいでしょう。中国地方のこの辺りは日本国内での暖地に属し、このセセリチョウは、年2回発生します。この日、路傍にいた春型の雄に出会いました。翅を閉じていると近縁のヘリグロチャバネセセリやスジグロチャバネセセリと紛らわしいですが、この個体は翅表外縁の濃褐色部が裏面からでもかなりはっきりと透けて見えたことから、近縁の2種と区別できました。

それにしても、胴体はずんぐりし、意外と毛深いですね。(青野孝昭)

岡山県総社市種井(2013.5.25)

 
 
 
 

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〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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