倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ミノウスバ Pryeris sinica
 
 蓑をまとったようなからだと薄い羽のガ (2011.11.14)

 ガの仲間ですが、翅は透明だし、昼間に活動して、ちょっと目にはガらしくないですね。しかし、よく見ると、雄の触角は櫛羽状で、体は軟毛で覆われているなど、ガらしい特徴は持っているのですが。成虫は、晩秋に羽化、出現。雌はマサキやマユミなどの枝先に産卵して軟毛で卵を覆います。卵は、そのまま越冬、3月中旬ごろ孵化します。春にマサキの枝先で、若齢幼虫が群がっているのに出会ったとすると、大抵、本種の幼虫です。5月上、中旬頃、根本付近で繭を作って蛹化。夏、秋と長期間、休眠状態で過ごします。
日本と朝鮮半島、中国に分布しています。(青野孝昭)

ミノウスバ 広島県福山市鞆の浦(2011.11.14)
広島県福山市鞆の浦(2011.11.14)
 

ミノウスバPryeris sinica(2)

 

 旅立ち前のひと時 (2012.4.19)

 酒津公園にあるマサキの生け垣を見てまわったところ、既に卵から孵化した幼虫が、かなり大きくなっていました。この段階ではまだ分散はしておらず、摂食を止めて休んでいるとき、体を寄せ合って並んでいました。(青野孝昭)

アブラゼミ 倉敷市酒津 (2009.7.23)
 倉敷市酒津(2012.4.19)
 
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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