倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ナミホシヒラタアブ Eupeodes bucculatus (1)
 

 蜜を貰って花粉を運ぶハナアブさん (2009.11.21)

 このヤツデの花はすでに花弁とおしべが剥落して、先が5つに分かれためしべだけが目立つ雌性期に入っています。よく見ると一心に甘い蜜をなめ摂っているナミホシヒラタアブの胸部腹面はめしべの先に接していて、おそらく雄性期の花で付着した花粉を本人無意識のまま、こすりつけていると思われます。受粉の仕組みを独特に仕立てたヤツデの戦略のすごさに感嘆します。
 ナミホシヒラタアブは市街地でも結構いるようですね。
 体長は1cmほど。幼虫は植物の新芽などにつくアブラムシを食べます。旧北区の虫で日本全土をはじめ、ヨーロッパにも分布しています。(青野孝昭)

ナミホシヒラタアブ 倉敷市大内 (2009.11.21)

倉敷市大内 (2009.11.21)

 

 ナミホシヒラタアブ Eupeodes bucculatus (2)
 

 並と名付けられたハナアブ (2011.5.31)

 ウツギの花に止まっていました。花の匂いに惹かれてきたのでしょう。草本類の花に来ているのも見たことがあります。ホソヒラタアブに次いで出会う機会の多い普通種です。
写真の個体はオスですが、メスはアブラムシのコロニーで産卵し、幼虫はアブラムシを捕まえ、体液を吸うことが知られています。
体長は1cm前後。旧北区に広く分布。(青野孝昭)

ナミホシヒラタアブ 岡山県倉敷市浅原 (2011.5.31)
岡山県倉敷市浅原 (2011.5.31)
 
 
 
 

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〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
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kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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