倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 スズバチ Oreumenes decoratus   
 

 土で巣を作ります (2011.7.2)

 梅雨のちょっとした晴れ間、まだ土が軟らかい場所で表面の土をかき集め、土団子を作りました。土団子は口から水をはき出して混ぜているのか、表面が艶やかです。この後、飛び立ち、姿を消しました。一旦、高く舞い上がり、営巣地へ降りたはずです。
 本種は、土団子を何回も運んで壺状の巣をいくつか並べて作ります。巣の天井内壁に卵を産み付け、狩り集めた餌を入れ、最終的には上塗りを施し、ひとかたまりの巣にします。孵化した幼虫は餌にされたシャクガの幼虫を食して育ちます。
 日本のほか、台湾、中国、朝鮮半島に分布しています。(青野孝昭)

スズバチ 岡山県倉敷市酒津 (2011.7.2)

岡山県倉敷市酒津 (2011.7.2)

 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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