倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ツバメシジミ Everes argiades  (1)
 

新鮮な雄のブルーはとても魅惑的 (2009.5.3)

 槇谷川ほとりの草地で出会いました。近くの耕作地脇では農夫が除草剤を撒いており、身近な共生者としてのこの蝶も、この付近での生息が脅かされそうです。
 この小さなシジミチョウを近縁種から見分けるには、はねの裏面の白っぽさ、後ばねの内角付近に小さなリボン状の突起が着いていること、また、その付近にオレンジ色斑があることを確かめるのがよいでしょうね。雄の翅表は明るいブルーで飾られているのに対して、雌は暗褐色と、とても地味です。 
 ユーラシア大陸の西欧から極東の日本周辺まで広く分布する旧北区系の種で、熱帯地方には見られません。幼虫はカラスノエンドウ、シロツメクサ、メドハギなどマメ科植物の蕾や花を主食とし、ときに新芽や葉も食べます。年数回発生。幼虫態で越冬します。 (青野孝昭)

ツバメシジミ 総社市槇谷 (2009.5.3)
総社市槇谷 (2009.5.3)
 
 ツバメシジミ Everes argiades  (2)
 

せめて春には薄化粧で飾りましょう (2011.4.29)

 幼虫の食草の一種、カラスノエンドウに止まっていました。春型の雌です。雄の翅表が鮮やかなブルーに映えているのに、雌の翅表は地味な暗褐色で目立ちません。しかし、春型では、前翅の基部を中心に青白色の鱗粉で装われて、一見、別種に出会ったような驚きを与えてくれます。 (青野孝昭)

ツバメシジミ 岡山県倉敷市浅原 (2011.4.29)
岡山県倉敷市浅原 (2011.4.29)
 
 
 
 

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〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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