倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 コマルハナバチ Bombus ardens
 

忙しくてもなんのその (2009.5.3)

 リムスキー=コルサコフの曲に「熊蜂の飛行」と邦訳された曲があり、ぶんぶんと羽音を立てて飛ぶ雰囲気が表現されています。ところが原名は“Flight of the Bumble-Bee”であり、本当は本種を含むマルハナバチと訳すべきだったのでしょうが、ずっと誤用が通っているのは、クマバチがあまりにも身近で共感が得やすいからなのでしょうね。
 コマルハナバチの女王は成虫態で冬を越し、早春から盛夏前のコロニー解散までの限られた期間に巣作り、働きバチ育て、産卵に専念する大仕事をやってのけており、なかには解散前に疲れて死んでしまう女王もいるそうです。本当にご苦労様です。
 写真の個体はこの日、アキグミの木を訪れ、せわしく飛び回っていました。本州、四国、九州、屋久島と朝鮮半島に分布しています。 (青野孝昭)

コマルハナバチ 総社市豪渓 (2009.5.3)
総社市豪渓 (2009.5.3)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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