● 大事な獲物は何が何でも手放したくない (2009.9.13)
両側から草が覆いかぶさるほど荒れた谷間の小径を辿っていると、何かに執着しているような不審な行動をとる狩人蜂がいます。ふと足元を見るとアシダカグモがぺたりとうずくまっていました。おおそうだったのか。私が邪魔したんだ。わかったよ。
しばらく観察します。ハチの方は私を警戒しているのでしょう。周りをうろうろしても、クモには無関心を装います。こちらは石になって息を殺します。しばらく時間が経過。
ようやくハチが動きました。クモに近づくと体の一部をくわえ、それからの早いこと、あっという間に草むらの中に運び込んで行きました。(青野孝昭)
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倉敷市種松山 (2009.9.13) |
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